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長門かよこを愛でるスッドレ

1 名前:☆彡名無しっち♪ 投稿日:2004/01/07(水) 22:26 ID:???
かよこはかわいいよな

196 名前:冬の星座 1/2 投稿日:2004/02/24(火) 19:28 ID:???
「ごめんねどれみちゃん、待たせちゃって。」

日も落ちた冬の夕刻。美空中からの帰り道。
わたしの部活の終わりをどれみちゃんが待っていてくれた。

「いいっていいって・・・でもさ、天文部って何をやっているの?」
「うーん・・・星座についてお話したり、山に登って星を見たり・・かな」
「そうなんだぁ・・・かよちゃん星とか星座とか詳しいもんね。好きなんだ」
「ウン・・・特に今頃の・・冬の星座が一番好きなんだぁ」

友達に馴染めず、いつも家の中で遊んでいた私に、
あの素晴らしい夜空を教えてくれた・・・

わたしが星空を好きになった、あの冬の日のことを、
ふと 思い出した・・・

 ・・・・・・

わたしの田舎。北海道の足寄町
お正月や夏休みには帰っていたものの、その時は何故か小学校を休んでまで行った。
幼心にも「変だな」とは思ったものの、大好きなおばあちゃんに会えるので、気にとめなかった。

家に着いたとき、おばあちゃんは寝ていた。
でも、わたし達に気が付くと、起き上がって

「・・もう、そんな心配することないよ。少し疲れただけさ。アハハ
 でも、あたしもトシだねぇ・・こんな事で寝込んじまって・・みっともない。」

心配して見ているわたしにも

「かよちゃんにも心配掛けちゃったね。ゴメンネ。」

と笑いながら話しかけてくれた。
優しいおばあちゃんの笑顔を見て、わたしもホッとした。

その夜、夕食も終わった頃のこと

「かよちゃん、ちょっと散歩にでも行こうか」

と、おばあちゃんが誘ってきてくれた。
お父さんや、伯父さん達が止めたものの、「大丈夫大丈夫」と言って家を出てきてしまった。

197 名前:冬の星座 2/2 投稿日:2004/02/24(火) 19:29 ID:???
田舎町にある農家で、お隣は1km程離れている為、
おばあちゃんの家を出ると、途端、辺りは真っ暗闇になる。

「・・・お、おばあちゃーん、コワイよぉー」

べそを掻き出したわたしに、おばあちゃんは一言。

「かよちゃん、お空を見てごらん。」

涙目をこすり、上を向いたわたしに飛び込んできたものは・・・

「・・・・・・・すごーい・・たくさんのお星さまだ・・・」

何千、何万の数の星・・・流れ星や天の川まで見えた。
それは、都会では忘れられてしまった・・・ほんとうの「星空」だった。

「たくさん、たーくさんお星様が見えるだろ」
「うん、いっぱい、いっぱい見える。」

暫く星空に見とれていたわたしに、おばあちゃんが語りかけた・・・

「かよちゃん・・・おばあちゃんはね、もうすぐあのお星様になるんだよ。」
「えっ・・・ヤダ、おばあちゃんがあんな遠くに行っちゃうなんて、わたしイヤ!」
「ごめん、ごめんね・・・でも、先にお星様になったおじいさんが寂しがるから
 そろそろ行ってあげないと、かわいそうだろ?」
「・・・そうなの?」
「うん・・・でも、おばあちゃんはかよちゃんの事、いつもお空の上から
 見守っているから・・居なくなってしまっても悲しまないで欲しいんだ。
 ・・・それで、時々でいいから・・
 お空を見て、おばあちゃんの事を思い出して欲しいんだ・・・これは、2人だけの約束。」

暗くて良くは見えなかったけれど、きっと、優しい顔をしているだろう
おばあちゃんに向かって

「うん、わかった。わたし毎日お空を見る。
 だから、おばあちゃんもわたしの事見ていてね。絶対だよ。」

「「ゆーびきーりげんまん、うそついたらはりせんぼんのーます。」」

温かい、二人の指と指が触れ合う・・・


それから3日目の朝、おばあちゃんはお星様になった。
でも、わたしは泣かなかった。おばあちゃんと約束したから・・・

・・・そして、わたしは星空が大好きになった。・・・

 ・・・・・・

「・・・ちゃん・・・かよちゃんってばぁ!」
「えっ、なに? どれみちゃん」
「何じゃないよ、さっきからあたしの話聞いてないし、ぼーっとしてるし・・・
 さては・・・好きなコが出来たとかぁ?!」
「う〜ん・・・そうかも。」
「えええええ、うそ、ホントにぃ・・誰、誰、誰さぁ??」

星が瞬き始めた、冬の夜空の下 ふたりの少女は歩いてゆく。


・・・いろいろあったけれど、わたしは今日も元気です。
                 おばあちゃん、見てくれていますか?・・・

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