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SSがお好き?【18禁】

1 名前:そーど 投稿日:2003/09/19(金) 21:39 ID:???
勃った…スレレが勃った…
おしながき>>2あたり?

505 名前:誰にも言えない・・・ 投稿日:2004/10/20(水) 20:54


「・・・あっ・・・はぁーん・・・やっ」
「・・・・・おい・・・そんなしがみ付くなって・・・」

天窓から零れる薄い明かりに映されて
ベットで絡みあう、二つの影

「やですよーだ・・・・ちょ、ちょっと、アハハ・・・もーぉう、こーだぁっ!」
「・・・ばぁか・・・・おい・・・やめ・・・・・・!!!」


あいつを裏切っている訳でもない

彼女を騙している訳でもない

ただ、あたし達は・・・


「・・・ねぇ、最近・・・はづきちゃんとは・・・どうなの?」
「・・・・・・おまえには関係ねーだろ」
「・・・あるよぉー、はづきちゃんはあたしの大親友なんだかんね!
 泣かしたりしたら承知しないんだから。」
「よく言うよ、この口が」
「むが。。。あだだだー ひょとおーはらしてよおおー」

頬を両手で引っ張られ、ちゃんと言葉にならない彼女の顔を見ながら笑った。


こんな関係が始まったのは、いつのことだろう?



506 名前:誰にも言えない・・・ 投稿日:2004/10/20(水) 20:56

中学に入り、お互い吹奏楽部へ入った。
冬場、部活帰りが遅く
暗くなって一人で帰すのが心配だという事もあって、
時々、帰り道を途中まで一緒について行くようになった。

「珍しいなぁー。女の子になんか滅多に気を使わない矢田君がさ・・・」
「わりーかよ」
「・・・うーん・・・なんつーかさ・・・
 ひょっとして、はづきちゃんに頼まれたとか?」
「そんなんじゃねー」

そんな事が暫く続いた或る日、いつものお礼と彼女が俺を映画に誘ってくれた。

「お礼だよ、お・れ・い。
 デートとかのつもりじゃないからさ・・・ どうかな?」
「・・・ま、たまにはいいか・・・な・・・」

その帰り道、突然雨が降ってきて
雨宿りのつもりで立ち寄った、彼女の家

「おかーさーん ぽっぷぅ? ・・・あーれ 誰もいないのー??」
「いいよ、俺やっぱ帰る。」
「服、濡れちゃってビショビショじゃん カゼひいちゃうよ。
 お父さんがもうすぐ帰って来るから、そしたら矢田君家まで車で送って貰えるし ね?」

とりあえず上げて貰い、彼女に服を乾燥機で乾かしてもらった。

リビングのソファーに腰掛け、テレビを見る。
そこへ濡れた服を自分の部屋で着替えた彼女が入ってくる。

「あ、そこら辺のお菓子とか適当に食べちゃっていいから」
「あー・・・えっ!?」

そこにはいつも見慣れたお団子ヘアーでなく、腰まであるだろうか長い髪をおろした彼女が・・・

「んー?・・・あ、髪? エヘヘ、初めて見るといつも驚かれるんだよね。意外と長いっしょ?」
「あ、ああ・・・」

そーいや、コイツとは幼稚園以来の付き合いだけど、髪下ろしたの見るのは初めてだな。
・・・意外と・・・・いや、何考えてんだ、俺は・・・

「・・・あのさ、矢田君は将来の夢なんて ある?」
「ねー。」
「・・・はづきちゃんに今日の事バラすぞ」
「なっ!・・・てめー」
「ゴメン、ウソウソ・・・でもホントにないのぉ?」
「・・・うーん・・・ペット吹き・・・
 ってのが理想だけど・・・ま、ダメでも音楽関係の仕事とかに就きたい・・・かな?
 そーいうおまえは何なんだよ。」
「あたしは・・・」

今までの威勢・・・というか、いつもの彼女のノリが失せて、押し黙ってしまう。
どうしたんだろう?



507 名前:誰にも言えない・・・ 投稿日:2004/10/20(水) 20:58

「・・・見えないんだよね、夢とか未来像が
 小さな頃からずっと抱き続けてきた夢に、あと一歩というトコまで行けたのに・・・
 結局その夢は・・・永遠の夢になっちゃった。」
「・・・・・」
「その時はみんな・・・あたしの大親友が傍にいてくれたから
 「これからも頑張れる」って思えたけど・・・
 ダメなんだよね・・・気が抜けちゃったっていうか、なんか・・・こう
 心にぽっかり穴が開いちゃったみたいでさ・・・
 それからの毎日が・・・ただ“あたし”を演じているだけみたいで・・・
 自分が・・・わかんなくなっちゃた。
 ・・・って、なんでこんなコト矢田君に喋ってんだろ?・・・アハハ・・・」


なんであの時、いつもみたいになれなかったんだろう?
「ばーか」って言って、彼女を諭す事が出来なかったんだろう?


俺には・・・ 大切なアイツが 居るのに・・・


「えっ、ち、ちょ・・・ヤダ、矢田君!・・・じょ、冗談キツイっすよー・・アハ・・??」
「俺も・・・母さんが・・・生みの母さんが死んでから・・・そうだった。
 何にも見えなくなっちまって・・・ヤケになった事もあった。
 でもそれを抑えて、心の中の闇に何かを溜め続けてた。」
「はづきちゃんは?はづきちゃんじゃダメなの??」
「そんな汚い、醜い心のうちなんか悟られたくない。
 それを知られたら・・・築き上げてきた“俺”が崩れてしまうような気がして怖いんだ。」

いままで抑えていた
心の中にずっと潜めていた・・・本当の自分が・・・


「・・・オマエも・・・同じなんだろ?」


同じ心を持った

好きな人にも言えない 心の闇を持ち続けた

お互いの心が同調し


もとめあう・・・


「・・・あっ、ああ・・・矢田く・・・やめて、お願い!!」
「ごめん・・・でも・・・抑えられない!」
「あはぁ・・・痛っ、イヤっ・・・ああ」


誰も知らない 知られてはならない。

俺たちの・・・心の闇を封印する儀式


「あっあっあっ・・・いい・・いいよ矢田君・・・
 あたし・・・あたしもおんなじだから・・・・・ああああっっーー」
「・・・ごめん・・・ごめん・・・・・!!!」


彼女を抱きながら ただただ、謝りながら・・・





508 名前:誰にも言えない・・・ 投稿日:2004/10/20(水) 21:00


心の闇なんて、形はどうあれ 人間誰しも持っているはず。

何故かと聞かれて、その答えを探した時の言い訳に過ぎないのかも知れない。


でも、食べてはいけない禁断の果実の味を覚えてしまった俺たちの関係は
それ以来、ずっと続いている。

_________________________________


「そんなに重く考えてたんだぁー」
「・・・べつにぃー
 そーいうオマエこそ、小竹と上手くいってんのか?
 あいつ、デートの返答が来ないってヤキモキしてたぞ」
「矢田クンにはかんけーないでしょぉー・・・・・あはっ♪もー1回しよっ」
「・・・お、おい」


ヤツを裏切っている訳でもない

アイツを騙している訳でもない

ただ、俺達は・・・




日常という名の砂漠に出来た湧水の味を 知ってしまっただけなんだ。

 


  〜  誰にも言えない・・・   おわり  〜

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