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おジャ魔女どれみ旅情編
- 1 名前:☆彡ななしっち@ 投稿日:2005/04/23(土) 03:04
- おジャ魔女どれみのキャラとの、
日本全国津々浦々いい旅夢気分な妄想を語っちゃうスレです。
・SS、絵、一行レスなど形態は問いません
・おジャ魔女どれみキャラ同士の、でも可
・もちろん海外旅行も可
- 24 名前:どれみ、一人旅 投稿日:2005/05/27(金) 20:28:39
「ホラ、“おんぷ一日デートスレ”の初回が仙台だったじゃない?
だから今回もセンダイが良いなぁ・・・とか思っちゃってね。テヘ♪」
あのォ・・・なんだかゼンゼン意味わかんないんスけど?
まぁいいか・・・
「んでもさ、センダイなんて遠すぎない? あたしちょっと心配だよ」
「前回の伊豆みたいなノリでいいのよ。大丈夫大丈夫、なんとかなるって!」
・・・・・・
おんぷちゃん司会のテレビ番組に旅の新コーナーが出来て、
そのレポートを何故かあたしが任された。
と言ってもあたしがテレビに出るワケじゃなく
あたしのレポートを、さもおんぷちゃんが行って来たように紹介するってだけ。
まぁ、ぶっちゃけると・・・ステーキに釣られた訳だけどサ・・・
こないだは伊豆へ行って、花おこわ駅弁とつつじ祭りのレポをして
それをおんぷちゃんが番組内で上手く紹介するハズだったんだけど・・・
あたしの失敗で、新幹線で乗り合わせた男の子とケンカした事と、
横浜崎陽軒のシュウマイ弁当の紹介にすり変わった・・・・・・。
結果は・・・意外にも好評。
「是非次回もおんぷちゃんの友達にレポートを頼むよ!」とスタッフさんに言われたそうだ。
・・・世の中、何がウケるかわからないものですね・・・
- 25 名前:どれみ、一人旅 投稿日:2005/05/27(金) 20:30:20
― 翌日 ―
「うわぁー、スゴーイ。 あたし富士山の山頂を真上から見るのはじめてだよー!!
・・・・・・って、アレ? 今日の行き先って、確か仙台だったハズだけど?
仙台って東北じゃなかったっけ?宮城の・・・ああ、あれは宮崎だったっけか??
あはは・・・はは・・・まぁいいや。」
訳のわからぬまま、鹿児島空港へ降り立つ
そこからバスで鹿児島中央駅へ向かう。
「ええっと・・・この鹿児島中央駅から新幹線でセンダイへ向かう・・・と
すみません、センダイまで大人一枚くださいっ!」
券売機でも買えるらしいが、またドジ踏むとイヤなので
駅のみどりの窓口できっぷを買入。
「はい、3090円になります。」
「えーと・・・あのぉー
かわうち駅じゃなくって、あたしセンダイ駅へ行きたいんスけど・・・」
「お、お客さん・・・川内って書いて「センダイ」と読むんですよ。」
「なっ!?・・・な、ナハハハハ・・・」
・・・聞こえるよ。後ろに並んでる人たちの「クスクス」と笑う声が・・・
ああ、ガンバレ! 春風どれみ・中学3年生・・・_| ̄|○
列車は駅を出るとすぐ、なが〜いトンネルへ・・・
やっと出たかと思うと、もう下車駅の川内駅だった・・・
「えっ、もう着いちゃったの!?・・・景色ゼンゼン見えてないじゃん」
あたしを降ろした真っ白い新幹線列車は、あっという間に走り去っていった。
改札口を出て、とりあえずは駅弁から
売店へ向かい、並んでいる弁当の見本を眺める。
どれどれ・・・お好み弁当、栗めし弁当、さつま味弁当に・・・
うーっ、特上うなぎ弁当といきたいんだケド・・・これにしよっと!
「おじさん、これください!」
「・・・お嬢さん べっぴんさんだね。」
「ハイッ!!」
ムフフ・・・これよ。これが聞きたかったのさ!
この駅弁(べっぴんさん弁当・820円)ネーミングは、ある意味 罪だぁね。
- 26 名前:どれみ、一人旅 ○川内編@ 投稿日:2005/05/27(金) 20:32:34
あてもなく歩いてると迷子になりそうなので、駅傍にある観光案内所へ向かい
そこで案内付きの地図を貰って広げてみる。
「うーん・・・市内はこれと言って見るトコなさそうだなぁ
あ、この大口市にある「曽木の滝」っていうの行ってみようかな・・・」
とくに何もありませんでした・・・じゃ、レポートの意味ないし
少しぐらいなら余計に使ってもいいって、おんぷちゃんにお金貰っているから
早速、駅前ロータリーに停まっているタクシーへ乗り込む。
「すみません、曽木の滝までお願いします!」
うわぁー、タクシー乗っちゃった。ひとりで
なんだかスゴくリッチな気分だよー・・・
市内を出て、道はどんどん山道を登ってゆく
山林や田畑の景色が続き、時々、小さな集落を通り過ぎてゆく
単調な眺めに飽きて、いつの間にか眠ってしまっていた・・・
「お客さーん、着きましたよ。曽木の滝」
涎垂らして呆けた顔で寝てるトコを・・・運転手さんに起こされた。
どーしてあたしは、こう 俗に言う「かわいい寝顔」てーのが出来ないのかと
「ぬぉわぁー・・・すごーい!!」
前が開け、目いっぱいにそれが飛び込んでくる
幾つもの流れから成る滝は、ゴウゴウとすごい音で荒々しく流れ落ちてゆく。
「んと、落差は12m、幅210m、東洋のナイアガラとも言われ
滝幅は日本一を誇る・・・かぁ。さすがだぁーねー・・・」
滝を見ていて、先週科学の授業で習った「マイナスイオン」と言う単語を思い出した。
都会の家や学校ではせいぜい100個程度しかないソレが、
滝の近くでは5000個にもなるんだとか・・・
「これだけ流れてれば、もうバリバリにマイナスイオン発生してるよねー
あ"ー・・・なんだかアタマ冴えてきたー・・・
ウチのエアコンのマイナスイオンじゃ、こーは行かないよねぇー
さすが“天然モノ”は効き目が違うよー・・・」
肝心な仕組みとかは・・・もう忘れちゃっんだけどサ
最後にめいっぱい深呼吸をしてと・・・
その場を去るのが勿体無く、何度も滝を振り返りながら
乗ってきたタクシーに乗り込み、また川内市内へ戻る。
- 27 名前:どれみ、一人旅 ○川内編@ 投稿日:2005/05/27(金) 20:34:32
「はい、36710円になります。」
「え?・・・は・・・アハハ・・・・・うぎゃぁー!!」
そりゃそうだよね、走りっ放しの往復3時間だもん・・・
どーしよ、お土産も買ってないのに
帰りの電車、バス、飛行機代引いたら・・・もう50円しか残ってないじゃん!
先程の曽木の滝から続く川内川のへりを、夕焼けを浴びながらトボトボ歩く
「あーあ、今回もちょっぴり失敗風味・・・
てか、どうしてあたしはいつもこーなっちゃうんだろー?」
そんなことしても、どうしょうもないのに
土手に落ちてる小石を片っ端から川に蹴り飛ばしていくあたし・・・
「このっ!このっ!このおぉぉー!!・・・ハァハァハァ・・・(ぐうぅーっ)」
運動したら余計に・・・お腹が減ってきた。
「しゃーない、もう帰ろ。」
川内川を離れ、大通りを歩いてく。その駅へ向かう道の途中・・・
「ん?・・・なんだろー、この甘い醤油みたいな・・・いい匂〜い」
店先に漂う香りに誘われて、お金もないのにお店へ入ってしまった。
「いらっしゃい」
「あ、あの・・・ちがうんです、あたし・・・お金50円しか持ってないし」
「ハハハ・・・この団子は1本50円さぁ。食べてきなぁ」
大福餅や柏餅に使われる、米を挽いて作られた粉で出来た“しんこ団子”
普通の餅団子とはまた違い、甘くなくさっぱりとしてて何個でもイケちゃいそ・・・
飾りっ気はないし、とびきり美味しいってワケでもないけど
何処か懐かしいような・・・このお団子の素朴な味に
・・・ある事を思い出した。
- 28 名前:どれみ、一人旅 ○川内編@ 投稿日:2005/05/27(金) 20:36:54
・・・・・・
「どえみー、たべるー?」
ハナちゃんがMAHO堂の庭で作った、泥のお団子
洋服も手も顔もドロだらけ・・・
「うわー、おいしそう! いっただっきまーす!! パクッ」
「どーお? おいしー?」
「うん、スッゴクおいしいよ! ハナちゃん、ありがとう」
食べられないけど、あたしの為に作ってくれたんだー・・・って思ったら
なんかそのまま捨てちゃうのが勿体無くって、
そおーっとビニールに包んで、家へ持って帰ったっけな・・・
・・・・・・
「ふーん・・・で、これがお土産の「どれみちゃん食べかけお団子」って訳なのね。」
「・・・ゴメーン!」
「いいのいいの。ゴニョゴニョ(むしろ食べかけの方が嬉しかったりして・・・)」
「え、なに? 何か言った、おんぷちゃん??」
「なんでもなーい!」
そうそう、後日談であのお団子の名前が
お店のおばちゃんの名から採った「ハナちゃん団子」だったと知らされて・・・
もしかして、あの時困ったあたしを見かねて
ハナちゃんが引き合わせてくれたのかなぁ・・・なんて思ってみたり。
・・・ハナちゃん 元気にやってるかな?
http://www.doremich.or.tv/paint/bbsnote.cgi?fc=continue&No=852
- 29 名前:某スレ7の人 投稿日:2005/05/27(金) 20:41:10
えー、こんなカンジでこのスレに書いてみようかと思ってるのですが・・・如何でしょ?
(ぽえこ様、勝手に使っちゃってゴメンナサイです。)
参考資料
べっぴんさん ttp://www.kyushu-ekiben.com/sendaieki.htm
ハナちゃん団子 ttp://www.mbc.co.jp/tv/donkago00/040212do.html
あと・・・禿げしく私信で恐縮ですが、こないだのぷにケで
「いつも見てます」とか「今回は何処へ行って来たのー」と声掛けてくれた御方
嬉しかったっスよー! ありがとうございました!!
・・・本人は童謡しててロクな返答出来ませんでしたが _| ̄|○
- 30 名前:☆彡ななしっち@ 投稿日:2005/05/30(月) 20:21:35
- がんばれー!そして発見。
- 31 名前:tony 投稿日:2005/06/01(水) 21:31:16
- これは良いぶらり旅SSですね。
中学生になっても行き当たりばったりなどれみさんがかわいすぎですw
- 32 名前:どれみ、一人旅 ○福井編@ 投稿日:2005/06/05(日) 23:34:59
「ねぇ、今日はあたしが行くトコ決めたいなー、なんて・・・ダメ?」
「いいわよ。どれみちゃんが行きたい場所となると・・・
松阪?それとも神戸?? ああ、田舎つながりで飛騨とか」
「確かにその・・・最後に「牛」が付くとハッピー極まりない場所も捨てがたいけどさ
今日はチョットちがうんだー エヘヘッ」
・・・・・・・
「えーと・・・こだまだよね、こだま・・・
この列車は? こだま号新大阪行きだ、うん間違いない。」
この間は熱海で降りるのに、
間違えて名古屋までノンストップののぞみに乗ってしまったから、もう大変だった。
列車は品川、新横浜、小田原、熱海、三島と・・・
駅に停まる度に後から来た列車にビュンビュン追い抜かれてゆく。
本当はのぞみ号かひかり号で名古屋まで行って、そこからこだま号へ乗り換える
というテもあるらしいが・・・またやっちゃいそうなのでやめといた。
新幹線を米原で降り、そこから特急電車・しらさぎ号に乗り換え、北陸路へ
列車が駅を出てすぐ、自動放送の車内案内が掛かる。
「・・・この列車の停車駅は長浜、敦賀、鯖江、武生、福井・・・」
「武生かぁ、確か魔法使い界のFLAT4が留学してるトコだったよね
暁君たち・・・元気にやってるかなぁー」
ながーいトンネルを抜け、田や畑の景色を繰り返しながら
目的地・福井駅へ到着する。
「さてとっ、まずは駅弁ですね。」
福井と言えば越前海岸、越前海岸と言えば・・・
やっぱ越前ガニだよねぇー。(←場所とかについては、よく解かっていない)
という訳で
デパートの駅弁大会でも長蛇の列が出来るという「かにめし弁当」をゲット。
他にも「香ばしい焼きかにめし」「越前ちゅんちゅんかにめし」とあるらしいが
季節限定商品のため今はナシ。残念。
「うんうんオイシイ!・・・でも、ちょーっと・・・物足んないなぁ
ま、続きはあとのお楽しみってことで・・・よし、行こ!」
5分も経たないうちに食べ終わる。
そして中央口とは反対の東口にある、えちぜん鉄道ホームへ向かい
一両編成の勝山行き列車に乗車、福井駅を後にする。
電車は市街地を抜けると、
北陸線と同じく、ひたすた畑の中をトコトコと走ってゆく。
- 33 名前:どれみ、一人旅 ○福井編@ 投稿日:2005/06/05(日) 23:38:01
約一時間で終点の勝山駅へ、駅前からさらにタクシーで15分
「まずはここ。美味しいものは、やっぱり水が良くなくてはいけないのでーす。」
少し歩いてゆくと、岩場にしめ縄が張られている場所へ出る。
そこには平泉寺の御手洗池が源だと言われる、たらたら山白竜瀧の霊水が湧き出す。
早速、家から持ってきた空のペットボトルに水を汲む
「このお水を飲むと開運につながり、健康になっちゃうんだとか・・・
ハッピー好きのあたしには魅力の湧き水なワケです。」
・・・ん、誰だぁ?
あたしも“たらたら”してるから、なおピッタリだなんて言ってるヒトはぁ!!
実はここを選んだのは、ちょっとワケがあってね
6年生の時、ハナちゃんにせがまれて読んだ本に
この「たらたら山」という名の山が出て来る絵本があって・・・
たらたら山に住む、大の仲良しのきつねとくま。
ある年の春、くまは母親の病気の看病の為、たらたら山を離れることになる。
一人残されたきつねは、二人で植えるはずだった苗を田んぼに植え始める・・・
きつねは田んぼの世話に精を出し
稲につく虫や、台風の風雨から田んぼを守り続けた。
やがて秋になり、くまがたらたら山へと戻り・・・驚く
豊かに実った田んぼには、稲でくまの顔が描かれていて
きつねはくまに、こう言った。
「毎日くまの顔を見てたから・・・さみしくなかったよ」
魔女界へ帰ったハナちゃん、そして人間界に残ったあたしたち・・・
あたしたちも、人間と魔女が仲良く暮らせる・・・田んぼを作って
・・・ハナちゃんを迎えてあげたいなぁ・・・
読み終えたとき、既に眠ってしまっていた
あの時の、ハナちゃんの寝顔を思い出しながら・・・湧き水の岩場を後にする。
福井駅へ戻る帰り道、畑の真ん中にある駅で降り
目的の“それ”が植わっている畑を探して歩く・・・
「おー、あったあった・・・スゴーイ!」
初夏なのに、そこはまるで秋のように一面の黄金色
水田の転作で作られ、6月に収穫期を迎える・・・そこは六条大麦の「麦畑」
「ここ福井平野は、六条大麦の収穫量が日本一なのさ!
・・・この豊かに実った大麦たちが、やがて美味しい麦茶になるんだよねー・・・」
あたしの居る、そのすぐ前を ドドドド・・・っと大きな音を立てながら
コンバインに乗ったおっちゃんが、大麦を刈り取ってゆく。
「あのー・・・すみませーん」
「・・・・・・」
「コンバインの音で聞こえてないや・・・おーい!、ちょっとまってー!!!」
- 34 名前:どれみ、一人旅 ○福井編@ 投稿日:2005/06/05(日) 23:42:12
・・・・・・
「おかえりなさい、遅かったわねどれみちゃん・・・あら、今回は沢山お土産があるのね。」
「こないだは団子だけだったしね、エヘヘ
旅先で手に入れた材料でちょっと頑張って作ってみました。」
ポットとタッパに入ったそれらを、おんぷちゃんの前に広げる。
「作ってみた って、一体なにを?」
「まぁ、いいからいいから・・・まずはコレ
開運健康になるって言い伝えのある、たらたら山白竜瀧の霊水を使い
とれたての大麦を農家のおっちゃんに少し分けて貰って
家に帰ってから、煎って、煮出して作った「天然できたて六条麦茶」なのさ!
加減がイマイチ解からなくって、ちょい濃い目に出来ちゃったけど・・・」
トポトポとポットから出てくる・・・まっ黒な液体。
「これ・・・ホントに大丈夫なの?」
「失礼な!ちゃんと味見したよー? 5杯。」
「5杯も飲んだの!?」
「うん。で、これがその麦茶から作った「麦茶チーズケーキ」だよ。
出来栄えは・・・ちょっとアレだけどさ、美味しいよー」
スゥイートハウスで散々見慣れた、べちゃーっとした物体を皿に盛る。
「おんぷちゃん、さ おたべ!」
「いただきまーす・・・うん、見た目はアレだけれど おいしいわ!」
「でしょでしょー!!」
「麦茶スイーツねぇー・・・好きこそ物の上手なれ とは、よく言ったものだわ。」
「でもね、おんぷちゃん あたし麦茶が好きなんじゃなくって・・・怖いの。」
そう言いながら、コップへ麦茶をなみなみと注ぐ・・・
「・・・は?」
「この茶色(これは黒いけど)の液体が目の前にあると、あたし怖くて怖くて仕方ないの。
だから、飲んで目の前から消し去ってしまうのさっ!! なーんてねっ」
「グビッ、グビッ、グビッッ・・・ぷっはぁ〜っ!! この一杯が実にコワイっ!!」
http://www.doremich.or.tv/paint/bbsnote.cgi?fc=continue&No=855
- 35 名前:某スレ7の人 投稿日:2005/06/05(日) 23:46:14
・・・なんだかあまり名所見てませんネ。ハハハ・・・_| ̄|○
(てぃー様、勝手に使っちゃってゴメンナサイです。)
参考資料
たらたら山の霊水 ttp://www.sumnet.ne.jp/loach/meisui/tara.htm
さみしくなかったよ ttp://www.amazon.co.jp/exec/obidos/tg/detail/-/books/4569682227/reviews/ref=cm_rev_more_2/249-4454825-9323525
麦茶チーズケーキ ttp://www.hakubaku.co.jp/recipe/mugitya/cheese_cake.html
>>30さま
おーけー、がんがりますっ!
>>31 tony さま
おおっ、絵師様降臨!! 是非ネタ絵をキボ(ry
どれみさんの事です。きっと計画立てても徒労に終わりますw
でも、それがどれみさんの魅力ですからww
- 36 名前:どれみ、一人旅 ○苫小牧編@ 投稿日:2005/06/16(木) 17:28:04
「ねー、おねえちゃんさぁ おんぷちゃんのバイトしてるんだって?」
「バイトじゃないよー、だってお金貰ってないし・・・って言うか貰う気もないし
おんぷちゃんてさ、いつもお仕事一生懸命頑張ってるじゃん?
だから、ちょっとお手伝いできたらいいな・・・って思って引き受けたの。」
「ふーん、そっかぁ・・・またお姉ちゃんの事だから、
ステーキ弁当でも目当てに引き受けたんじゃないかなぁ・・・とか思ってたよ。」
「なっ!? しっ、失礼な!あたしはただ純粋に・・・」
目を白黒させて、必死に言い訳・・・いや、否定する姉・・・あな解かり易い。
「まぁ、そーゆーことにしときましょ。
でね、お姉ちゃんにちょっとお願いがあるんだけどさぁ いいかな?」
「んあ? なにさ、お願いって・・・」
・・・・・・
梅雨入りした東京の、どんよりとした雨雲を抜け青空へ出た飛行機は
一路、北を目指して飛んでゆく。
「そーいや去年も、おんぷちゃんに頼まれて「かきめし」を買いに
釧路まで行ったっけ・・・でも、結局買えずに帰ってきたけどさ・・・ははは」
雪が溶け、長い冬からようやく抜け出した北の大地
北海道・新千歳空港へ降り立つ。
地下から発着するJRの電車に乗り、一駅目の南千歳駅で
普通列車の苫小牧行きに乗り換えと・・・初っ端から難易度高めだ。
「えー・・・苫小牧行きは階段を登って反対ホームへ、か・・・」
駅の案内板や放送に注意して、無事に乗り換え成功。 あたしもやればできる。
南千歳駅を出て暫く走ると、車窓に北海道の広大な畑地が広がる
短い春から夏へ駆け足で巡る季節の、ちょうど真ん中くらいかな・・・
青々とした森林地帯を抜けると、大きな煙突郡が見え始め
苫小牧駅へと到着する。
「駅前にダイエーと長崎屋、ヨーカドー・・・
結構大きな駅みたいだけど・・・あの煙突とか、だだっ広い緑地とか
田舎なんだか都会なんだか、よくわかんないな。」
- 37 名前:どれみ、一人旅 ○苫小牧編@ 投稿日:2005/06/16(木) 17:32:21
改札を出て、まずはいつもの駅弁と。
サーモン寿司にえぞ寿司、いくら弁当も捨てがたいけど
うに弁当と“どっさり”うに弁当・・・どっさり・・・どっさり・・・
「すみません、どっさりうに弁当ください!」
どっさりと言うだけあって、弁当の容器も大きい
フタを開けると・・・昆布だしで炊き上げたご飯の上を
蒸しうにが覆い尽くしてる・・・すばらしー
しかし・・・意外と上げ底。でも美味しいからいいや。
こないだの福井編で「名所見てないじゃない」と
おんぷちゃんにクレームつけられちゃったので、弁当を食べ終え、早速行動開始。
駅前からバスに揺られて30分程
周囲9kmもある湖、ウトナイ湖が見えてくる。
「えー・・・ウトナイ湖は、動植物の宝庫、野鳥の楽園と言われ、
250種を超える鳥類が確認されています。また、カモやハクチョウなど
渡り鳥の中継地であり、集団渡来地としても国際的に知られています。 か。」
でも、国際的に知られてる白鳥達はもう飛び立ってしまって 一羽残らずいない。
時折木々の間や水辺近くに小さな鳥が飛んでくるものの
素早しっこいソレは珍しい野鳥なのか、ただの雀なのか、あたしには区別不能。
双眼鏡でも持ってくればよかった・・・てか、あたしちょっと視力落ちた!?
水面から吹いてくる風が気持ちよくて、伸びをし 目を閉じる
そしたら、ふっと 変わった鳥の鳴き声が遠く、近く 耳に届いてきた。
「可愛い声だナァ・・・
こーいうバードウオッチングもアリですかね? エヘヘ・・・」
草むらに腰掛けて、目を瞑ってたら・・・本当に寝ちゃった。 失敗失敗・・・
湖を離れ、暫く草原と工場地帯を歩いてゆき、
苫小牧駅の隣、沼ノ端駅までやってくる。
ここから、2〜3時間に一本しか来ない室蘭線岩見沢行きの普通列車に乗り込む。
畑と、遠くに見える山・・・それ以外本当に見当たらない原野風景の中を
列車はあたしと他2名の少ないお客さんを乗せて、走ってく。
- 38 名前:どれみ、一人旅 ○苫小牧編@ 投稿日:2005/06/16(木) 17:34:09
「すみません、えと・・・
ロイヤルゴルフクラブのあづまコースってトコへ行きたいんですけど・・・」
「お客さん、あづまコースは3年も前に閉鎖されちゃったんですよ?」
「えっ、そーなんだぁ・・・地図には載ってたんだけどな
まぁゴルフ場自体に用事がある訳じゃないから、行ってみてくださいっ」
ゴルフ場にあたしみたいな子供が・・・しかも閉鎖されてても構わない・・・
運転手さんが不思議そうな顔であたしのコト見てるので、経緯を説明してみた。
「へぇーっ、妹さんの名前と同じ場所ですかー・・・
でも随分と変わったことしますねぇ、お客さんは・・・ハハハ」
「でしょー? どうせ行っても森の中だから何も無いって言ったんだけど・・・
でもね、あたし妹には・・・結構世話になっちゃってるから
ちょとだけ、お土産持ってけたらなって思って・・・」
「そうですかー・・・お客さん、いいお姉ちゃんじゃないですか」
「そんなことないっスよ、あたしなんか・・・
お調子者で生意気で甘えん坊なクセに意地っ張りで・・・
いつも「しょーがないなぁ」って思いで妹の事を見てたんだけど・・・」
あの5年生の冬の日、
のんちゃんと・・・お別れした・・・あの日
ぽっぷがあたしの為に頑張ってくれたことを・・・
悲しんでいたあたしを支えてくれたことを・・・思い出し
「あたしがあの子の事を想うくらい・・・ううん、それ以上に
妹はあたしの事を大切に想っていてくれたんだなァ・・・
って気付かされちゃった事があって・・・
恥ずかしいような、照れ臭いような・・・でも、すごく嬉しかったんです。」
「いいなぁ・・・俺は一人っ子だったから
学校通ってた頃は、兄弟が居る奴の事がいつも羨ましくってねぇ・・・」
舗装道路を登りきった場所に、クラブハウス風の建物が見えてくる
が、やはり工事用フェンスで囲まれていて、長いこと使われていないようだ。
キョロキョロと表周りを眺めていると、
保守作業員が使うのであろう、場内へ向かう側道がある事に気付いた。
「あそこから中へ行けそうだな・・・
ちょっとだけ行ってみて、ダメだったら戻ってこよう。」
側道と言うか、獣道みたいなカンジのソレを進んでゆく
中に見えるであろうゴルフコースは木や草が覆い茂り、跡形もなく自然に返っている。
どれくらい歩いただろう、悪路を進むと
チョロチョロと水の流れる音が聞こえてきた。
「んっ!?・・・あっ、あったあ!!
お、おっとっと・・・アレ?? (スルッ)うわあぁぁー!!!・・・」
- 39 名前:どれみ、一人旅 ○苫小牧編@ 投稿日:2005/06/16(木) 17:36:28
・・・・・・
「どうしたの!? どれみちゃん・・・その格好!!」
手足を絆創膏だらけにして帰ってきたあたしを見て、驚くおんぷちゃん・・・
「いやぁー、失敗失敗・・・
ぽっぷのリクエストで立ち寄ったトコで写真撮ろうとしてたら、
岩場に生えてた苔に足取られちゃって、滑って沢に転落しましてね・・・アハ、アハハ」
あたしのこの格好見て、ぽっぷのヤツまた言うんだろーなぁ
「まったく、お姉ちゃんはドジなんだから・・・」ってさ・・・でも
ふと・・・降り際に言ってくれた、タクシーの運転手さんの言葉を思い出す。
「世界にたった一人しか居ない妹さんなんだから
これからもずっと、可愛がってあげてくださいな。それと・・・
これからもいいお姉ちゃんを大事にしてあげて下さいね って、
妹さんに伝えておいてください。」
「エヘヘ・・・ハイッ!」
・・・まぁ・・・いっか。
「ポップナイ沢」だけに、あの場所は あたしとぽっぷのナイショだぞ! なんてねっ
http://www.doremich.or.tv/test/read.cgi/doremi/1085595068/107-
- 40 名前:某スレ7の人 投稿日:2005/06/16(木) 17:44:46
ぽぷ×あい向けには、こんなトコもありますぜ。
ttp://map.yahoo.co.jp/pl?nl=43.37.42.694&el=142.48.01.361&fi=1&skey=%a4%dd%a4%c3%a4%d7&pref=&kind=
(アングラスレ107様、勝手に使っちゃってゴメンナサイです。)
参考資料
ウトナイ湖 ttp://www.city.tomakomai.hokkaido.jp/kankyo-seikatu/utonaikohp/
ポップナイ沢 ttp://map.yahoo.co.jp/pl?nl=42.49.13.866&el=141.57.18.491&la=1&fi=1&skey=%a4%dd%a4%c3%a4%d7&sc=3
えと、私が長々と書いちゃってる所為で気軽に書けないのでしたら
続きは他所でやりますので・・・1さん3さん、続きあったらオネガイシマス。
- 41 名前:1 投稿日:2005/06/16(木) 20:41:49
- あの事故で自粛してるうちに何かぐだぐだに…って言い訳スミマセン
場つなぎに置いときますね
つttp://uploader.onpuch.co.uk/img-box/img20050616000558c46f5.jpg
- 42 名前:tony 投稿日:2005/06/17(金) 00:17:05
- >>某スレ7の人さん
うわ!仕事早ぇ!そしてじんわりいい話!
千歳という地名が出た時は「すわサイコロか?」と思わされ、
"どっさり"の魔力に屈しそうなどれみさんはかなりステキで、
お笑い要素も確かな満足、猫まっしぐら(謎)でした。
しかし、このSSは現地に行って書かれてるようですけれど、すごいバイタリティですね。
>絵師
いえいえ、自分は赤魔術師や半魚人のような絵と文のいずれでも半分不自由な奴ですよ。
まだまだ修業が足りません。
最近は絵も描かずにうそスレにべったりですしw
- 43 名前:☆彡ななしっち@ 投稿日:2005/06/17(金) 00:31:20
- 旅先でぽっぷちゃんを思うどれみさん、優しいですね・・・
しかし一人であちこちに出かけて行けるどれみさんは旅上手だなぁ。
スポンサーっておんぷちゃんなんでしょうか?我がまま言ってあちこち行かせてる様で
その実どれみさんに旅先での出会いや、その場所の風景を心に刻んで欲しいと言う
愛情がとってもとっても素敵です・・・
でも、一人旅に少女一人は危険が一杯なので、次回は7さん同伴で一つおねがいしますー。
>>41
こ、小泉まりなちゃん?!w
- 44 名前:tony 投稿日:2005/06/17(金) 01:02:58
- さて、ひとつ前のSSの感想も。
もう…お仕事早いから二本分書かないと。大変大変w
何を隠そう…自分、小形の時刻表を持っているのです。
路線図を見ながら楽しさ2倍で読ませて戴きました。
(おぉ、敦賀の前で線路が一発回ってる?とか)
昔話と絡める作り方、凄いです。
話は変わりますが、麦茶の六条大麦ってそちらだったんですね〜。
とゆうことで、某六条麦茶で麦焼酎を割って飲んでみました(何故)
…あれ?結構イケる…烏龍茶割りより好みかも?
期せずして『どれみ酒』。大人な楽しみ方を堪能しました。
- 45 名前:★彡ななしっち○ 投稿日:2005/06/19(日) 02:28:23
- お久しぶりです。あのどれみさんに一人旅とは無謀な……ともかく、
これからもほんわかした読後感のある話を楽しみにしています。
とりびあ。アイヌ語で「ポップ」は………「煮立つ」の意味。温泉でも湧いてたんだろか?
- 46 名前:1 投稿日:2005/07/01(金) 00:06:02
- とりあえず次回作に向けて取材旅行へ行ってまいりました。その中から1枚うp
ttp://uploader.onpuch.co.uk/index.php?type=&startno=&mode=followup&id=43469
>>43
>一人旅に少女一人は危険が一杯
むしろそんなSSを7さんに期待sage
- 47 名前:☆彡ななしっち@ 投稿日:2005/07/27(水) 00:44:25
- >>32-34
都道府県で一番知名度の低い福井をSSで取り上げられるとは
故郷である私にとっては嬉しい限りです。
ただ若狭牛というおいしい黒毛和牛があるのに、
話題に出なかったのは残念ですね。
特産品で越前ガニはあまりに有名ですが、
お菓子のお土産だったら冬に作られる水羊羹はいいですよ。
冬場の寒さで冷やした水羊羹は味が他のと比べて苦味があって、
寒ければ寒いほどおいしくなるそうです。
大体11月あたりから通販でも売られると思うので、
興味があったら是非食べてみてはいかがでしょうか。
- 48 名前:どれみ、一人旅 ○名古屋編@ 投稿日:2005/07/27(水) 01:58:49
期末テストも終わったし、あとは夏休みを待つだけ。
クーラーの効いた部屋で、好きなだけマンガ読んで、お菓子食べて、麦茶飲んで
朝寝坊に夜更かしし放題! あー・・・愛しのなつやすぅー・・・
「だめよ、そんなの。」
「えっ?」
「暴飲暴食、不摂生、運動不足・・・そんなコトして、ファンが黙ってると思う?」
「はい? えっ、ナニ?・・・ファンって、おんぷちゃんの事?」
「指令よ。いいから黙って行って来なさい。」
ワケワカンナイよ、おんぷちゃん・・・
今回の行き先、名古屋・・・って、あの名古屋だよね?
川内で恥掻いちゃったから慎重に行かないと・・・
東京から新幹線で2時間の名古屋駅。間違いない。
飛騨のおじいちゃん家へ行く時、いつも乗り換える駅だかんね。
どーせなら、ココを初回にして貰いたかったです。ハイ
「んと、とりあえず駅弁だけど・・・そだ!
去年、列車の乗り換えの時買った、アレにしよっと!!」
名古屋と言えば、みそカツ
ここ名古屋駅には、そのジャンボサイズ弁当があったりするのだ。
「びっくりみそかつ弁当・・・冷めてても美味しい、
このサクッとした衣に、あまーい味噌ダレ・・・うん、うみゃーねぇー」
コンコースを歩いてたら、何故だか急にお茶が飲みたくなって
自販機でペットボトルを買って、飲みながら移動・・・お行儀悪ー
「名古屋って言ったら、今は愛知万博が開催中だけど
今日お休みだし、人いっぱいであまり周れないだろうし・・・やめとこ。」
なんたってあたしは方向オンチだから、人込みに入ると迷う。間違いなく・・・
「なんで行かなかったの」って言われたら、「敢えて旬を避けるのが通」
とか言って誤魔化しとこう。バレるだろうけどさ・・・
地下鉄を栄駅で乗り換え、名古屋港まで
臨港地区に新しく出来たイタリア村へ向かう。
こっちもかなりの人出だろうけれど、万博程ではないだろう・・・
と思ったら大間違い!! すんごい人人人
入った瞬間、人込みに流されてドンブラコ ドンブラコ・・・
あっという間に何処居るのかわかんなくなっちゃった。大失敗。。。
- 49 名前:どれみ、一人旅 ○名古屋編@ 投稿日:2005/07/27(水) 02:00:29
流れから抜け出し、ふと立ち止まると、
人だかりの中に舞う、白い何か・・・
「うわぁー・・・雪だぁ・・・」
夏のイベントとして、広場で降らせている人工雪
こんなに暑いのに、自然では絶対ありえない光景・・・
近付いて、そっと眼を閉じてみる。
頬に落ちてきた雪は 冷たいようで・・・ あったかかった・・・
ここへ来た目的のひとつである、ヴェネチアンガラス美術館へ向かう。
「ステキなグラスや壷がいっぱいだぁー・・・」
まるでワインを注いだような 赤・・・
遠い異国の空を思わせる 青・・・
初夏の牧場に萌ゆる、若々しい 緑・・・
細工仕事もさることながら
鮮やかでいて、透き通るような グラスの色達は
まるで・・・
ガラスってね、冷えて固まっているように見えて
ほんとはゆっくり、動いてるのよ
ただし、何十年も、何百年も、何千年もかけて
少しづつ ゆっくりと
あんまりゆっくりなんで
人間の目には 止まっているようにしか見えないだけ・・・
「そう・・・生きてるんだよね・・・」
結局あたしは、それを見ることができなくなってしまった・・・
でも、ガラスの奏でる美しさ・・・生きている証は
人間である、あたしにもわかるよ・・・未来さん
・・・・・
思い出に浸りながら良い気分になってたけど
建物の外に出た途端、現実に引き戻される・・・
「あっつーい・・・それに人人・・・あーん、もうココ出よ。」
- 50 名前:どれみ、一人旅 ○名古屋編@ 投稿日:2005/07/27(水) 02:01:56
自販機で買ったペット500mlの麦茶を一気飲みし、地下鉄で市街地へと戻る。
途中金山駅で名城線に乗り換え、市役所前で下車
「やっぱ名古屋に来たら、ココへ来にゃいかんがねぇー」
名古屋と言えば、名古屋城の金の鯱(しゃちほこ)
あたし、いっぺんアレに跨ってみたかったんだよねー・・・ムリだけど。
お城の周りは大きな公園になっていて、市民の憩いの場になってるみたい。
それに今は、大相撲名古屋場所が開催されてて
公園入り口や開場の体育館横に、色とりどりの幟が立つ。
「確かにさぁ、伝統や規律を重んじる角界にとっては異端児で
嫌われ役者かも知んないけど・・・
やっぱ、そーいう人がいるからこそ盛り上がるんだと思うんだよねー
ほらっ、バトレンだって敵が出て来なくっちゃ話にならないっしょ?
・・・つー訳で、あたしは応援してますよー。」
・・・と、誰の事を誰に喋るでもなくブツブツと呟きながら
城へ向かうゲートを潜ろうとして・・・ピタリと立ち止まる。
「んっ?んんっ??・・・なんかヘンだぞ、あれ・・・」
さっきからチラチラ見えてて、気にはなってたんスけどね・・・
お城のてっぺんに何か乗っかってるのよ。
「・・・よみがえれ名古屋城・・・って、改修工事やってんのかさぁ!!」
遠くから見ても、近くから見ても・・・逆立ちして見ても(やってないけど)
あの「暴れん坊将軍」で見えるよな、綺麗なお城の姿は拝めず。(アレは姫路城)
もち、金の鯱も隠れて見えやしない・・・
「・・・あーあ、あたしってやっぱ世界一不・・・」
いつものフレーズを言い掛けて、ふと、おんぷちゃんの言葉を思い出す。
「旅に不発は付き物なのよっ?
例えば、花火を見に行っても雨で中止になっちゃったり
折角、山に登っても、曇りでステキな景色がゼンゼン見えなかったり・・・
そんな時でも、わたしはガッカリしたりしないの。
だってホラ、次にそこへ行く時の楽しみができるじゃない?
来年は必ず花火大会見るぞーとか、今度登る時は晴れた景色見てやるーとか
それもね・・・旅の楽しみのひとつなんだぁー」
フッ・・・おんぷちゃんらしいなぁ。
「まぁ・・・金の鯱に跨るのは、今度来る時の為にとっときましょうか」
- 51 名前:どれみ、一人旅 ○名古屋編@ 投稿日:2005/07/27(水) 02:03:39
そろそろ帰ろうかな、と名古屋駅で切符を買っていると・・・
「どれみちゃん、おつかれさまー」
「えっ? あれ?? おんぷちゃん!? ・・・ナンデ名古屋に?
それに、なにその紙袋の中に入ってる大量の冊子類はさぁー??」
「あ・・・ああコレ? お、お仕事よ、お仕事!」
「フーン・・・」
なんか怪しい。明らかに遊んできた後の図だ。
もーぅ、あたしにお仕事の下調べさせといてからに・・・
「ああ、そうそう・・・わたし、美味しいお店知ってるんだぁ
奢ったげるからさ、一緒に行こっ ねっ?」
「う、うん・・・」
なんか体よく誤魔化された気もするけど・・・まぁいいや
名古屋駅からまた地下鉄。東山線で25分の本郷駅まで向かう。
「ここの駅傍にね、美味しい・・・」
「おいしい?」
「とんかつのお店があるのー」
「え・・・」
あのー・・・あたしさっき食べたばっかなんスけど。
なんて言えないな・・・
「うおっ、でもこれメチャウマ! 柔かいし、お味噌ソースも美味しー!!」
「でしょでしょー ここは名古屋オススメのトンカツ屋さんなんだからぁ」
「いやぁー、手延べトンカツなんて書いてあるから
あたし、手延べそうめんのお友達なのかと思っちゃったよー
・・・って、おんぷちゃん? ナニ読んでるのさぁ??」
「うーん・・・帰ってから戦果報告しなくちゃいけないから・・・」
「・・・やっぱ遊んでたんスね。おんぷさん」
「やーねー、遊んでたんじゃなくって、
本を買ったり買ったり買ったり買ったり・・・売ったりしてただけよっ♪」
http://www.doremich.or.tv/paint/bbsnote.cgi?fc=continue&No=895
- 52 名前:某スレ7の人 投稿日:2005/07/27(水) 02:13:45
という訳で、大分遅れちゃいましたが
たくさんのレスにビクーリ!! 皆様ホントにありがとうございます。
>>1 さま
禿げしく遅くなりましたが、取材おつでしたー
次回作の千葉編(?)に、ゆるゆると期待sage〜
まりなたん&駅ぬこ(駅に住みついてるネコ)ですなぁ・・・
画像支援なら、コチラもマケ◎( ・∀・)◎ナイ。
つ ttp://2ch.jpn21.net/Imgboard/01/data/img20050727012900.jpg
>>42、44 tony さま
うおーっ・・・すごく丁寧な感想、ホントありがとうございます・゚・(ノД`)・゚・
自分も時刻表は必需品で、旅行なんかにも持ち歩いてます。
・・・ええ、もちろん「大判時刻表」ですがっ◎( ゚∀゚)◎
麦焼酎で麦茶割り・・・まさにどれみ酒ですなぁ
以前、何処かのイベントで振舞われた
どれみ汁という得体の知れないモノを思い出しちまいました。
ナンだったんだろ?アレ・・・
あたしゃ描ける人でないのでエラそうなコト言えませんが、
あのチャイナ祭りの仕掛け人は、紛うことなくtonyさまでしたよー
絵版のお仕事もコソーリと期待sage。
>>43 さま
行き先はおんぷちゃんからの指令が多いようですが、
見所などは基本的にどれみさん任せの模様。◎( ゚∀゚)◎
どれみさんは何処かヌケてるようでいて、要の時には結構役に立ってるんですよ。
ドジがベースでも、やっぱりシメるトコはきちんと締める。
そんなどれみさんに、これからも期待sage?
一人旅に少女一人は危険が一杯・・・そのまなタイトルに使えそー
旅情編18禁スレに期待dameー!
>>45 さま
こちらこそお久しゅう御座います・・・
相変わらずなアヒャいSSですが、そう言って頂けると有り難いでス。
ポップ=煮立つ・・・ぽっぷたんが入った温泉のオフロ汁を(ry
>>47 さま
あやー・・・特産品をふたつもスルーしてたなんて・・・_| ̄|○
冬にコタツで、と言えばコチラはミカンが主流ですが、
夏の必需品w、水羊羹となΣ(;゚Д゚)◎
・・・早速、冬の水羊羹を検索ー
黒砂糖味で甘さにコクがあり美味しい・・・
うーん、食べたくなってきましたぞっ! いますぐにぃぃぃー◎( ゚∀゚)◎
- 53 名前:tony 投稿日:2005/08/28(日) 23:05:10
- >>某スレの7さん
ご無沙汰してました。丁寧な、なんて照れてしまいますよ。
>時刻表
大判ですか!気合い入ってますね〜。
自分は日和って小型にしてます…。
>祭り
誰か〜、夏コミ後の水着祭り開催して下さ〜い…
(せっかくネット復帰したのに、出張りまくりで携帯からしか見られない…)
>名古屋
名古屋、つったら
マウンテン(和食SSでも出ましたよね)もありますけど、
青春貴族という飲み屋連合?もオススメッすね〜。
特にそのNo.10、ブルーラグーンレストランというのがすごく。
- 54 名前:☆彡ななしっち@ 投稿日:2005/10/01(土) 00:27:26
- ほえしゅな
- 55 名前:tony 投稿日:2005/10/29(土) 00:21:57
- ほ・し・ゅ。
- 56 名前:★彡ななしっち○ 投稿日:2005/11/26(土) 22:56:02
- 保線、もとい保守
スーパーベルズのおかげで鉄分がふたたび高まっていますw
- 57 名前:どれみ、一人旅 ○岡山編@ 投稿日:2005/12/01(木) 03:43:42
「で、どれみちゃん なんで岡山なの?」
「ほら、あいちゃんの誕生日祝いも兼ねて さ。」
「大阪なら判るけれど、岡山とあいちゃんに何の関係が?
それに・・・半月以上経った今更何故??・・・ま、いいけど。」
絶対何か疑っていたよなぁー・・・
でも、おんぷちゃんが許してくれたので全然オッケー。
東京駅から東海道・山陽新幹線で岡山駅まで
車窓の流れる景色を眺めていると、まるで空を飛んでいるみたい。
「・・・ちょっと前まで、あたりまえみたいに飛んでたんだよねぇー」
と、感傷に浸り、つい口に出して言ってしまった。
おでこ上辺りから刺すような視線を感じ、ハッと見上げる。
「おねーちゃん、とんだことあるのぉ?」
前の座席の女の子が振り返り、あたしを覗き込んでいた。
目を爛々と輝かせながら・・・まずい、聞かれてたっ!!
「ひょっとして、おねーちゃん・・・ま」
「ま!?」
「ま・・・」
「・・・ントヒヒでしたよ?ジャングルの空を自由に飛びまわってました。前世で。」
・・・・・・
新幹線を降り、広いコンコースを歩きながら・・・まずは駅弁。
「ふむ、桃太郎弁当・・・ももちゃんが喜びそう。
ハローキティー弁当・・・可愛いけど、岡山と何の繋がりがあるんでしょか?
ままかり寿司・・・ゴハンを借りてきてでも食べたいって言うあれね。」
うーん いろいろあり過ぎて迷ってしまいそう。でも、やっぱコレにしよ。
「すいません、おむすびころりんクダサイー。」
おむすびころりん弁当。華やかな赤いパッケージの2段重ねで
下段には名前の通り、おむすびが5つ
上段には卵、肉・鶏ダンゴ、子だこ、マスカットなど多彩なおかずが詰められてる。
「なんかこの「子だこ」見てると、あいちゃんの髪型思い出しちゃうなぁ
やっぱりタコヤキ好きだかんねー、あいちゃんは・・・パクッ。」
なんか心の中で「アタシ食べんといてー!!」て聞こえたような気もしたけれど・・・
味が染みてて美味しかったです。
そして間髪入れずに頬張ったおむすびの味は・・・
- 58 名前:どれみ、一人旅 ○岡山編@ 投稿日:2005/12/01(木) 03:44:57
「ん?うむ!?・・・ひぃぃー かっ、辛い〜!!!」
おむすびの頭から飛び出していた具。ゲソに海老、それに何か緑色のモン。
他の具材からしてコンブだろうと思っていたら、実は「ししとう」だった。
口の中の辛さを何とかしようと、弁当を味わいもせず次から次へ放り込む。
「あーあ、なんだかわかんないウチに全部食べ終わっちゃったよ・・・」
・・・あいちゃんの呪いスか?
・・・・・・
気を取り直して、在来線ホームへ向かう。
11番線ホームから出る、瀬戸大橋線・快速マリンライナーへ乗車
「この電車の正面、何かに似てると思ったら・・・ぷっ
バトルレンジャーの顔にそっくりじゃん!!」
そんな面白顔の電車で数分の、ひとつ目の駅で電車を降りる。
「ほー・・・ホントにあいちゃんの名前と同じだわ。へぇー・・・」
駅名看板にビシッと書かれた「妹尾」の文字。
そして駅を降り辺りを歩いてみると、
妹尾タクシー、妹尾小学校に幼稚園、妹尾郵便局と・・・
まぁ、あいちゃんが住んでいる訳でもないし、生まれた場所でもない
ただ名前が一緒ってだけなんだけれど・・・
なんだか道の角からひょっこり、あいちゃんが現れちゃいそうな・・・
そんな不思議なキモチになっちゃうのは、なんでなんだろ?
郵便局傍のスーパーでタコヤキを買って
帰りの電車を待つ、駅のベンチで食べる。
「うん、まだ温かくておいしー・・・
でも、やっぱあいちゃんのには勝てないよ。
・・・またいっしょに、河原でタコヤキ食べたいな・・・」
15歳おめでとう、あいちゃん!
- 59 名前:どれみ、一人旅 ○岡山編@ 投稿日:2005/12/01(木) 03:47:13
「コホン!・・・えっと、あー・・・
こ、これだけじゃちょっとツマンナイよね、うんうん・・・
という訳で、ちょっと寄り道しちゃおっかなぁ〜?」
まるで傍に浮いてる、おんぷちゃんの「気」に言い聞かせるように
大きな声でひとりごとを呟き、岡山駅で吉備線に乗り換える。
列車は市街地を抜けると、田園地帯の中をトコトコ走ってゆく
十数分で「桃太郎伝説」の吉備津神社がある、吉備津駅に到着。
「えっと、吉備津神社から徒歩5分って書いてあったから、
この辺りだと思うんだけどなぁー・・・あっ!」
なんとなくソレらしい施設があり、
「無断立入禁止、お参りの方は受付で護摩木料を納め・・」云々書いてある
多分、ここで合ってるだろうと、中へ・・・
「おーおー、おー!おーっ!! すっごぉーい!!」
竹やぶを進むと、広がる斜面に大きな円形の石垣があり、
カラフルなプラスチック製の小さい輪っかが、何千、何万と堆く積まれ、
山が出来上がっていて、その前に、牛と豚の銅像が祭られている。
「こんなに沢山のステ・・・牛さんたちが・・・」
ここは「鼻ぐり塚」と言って、全国の屠殺場で解体され、
お肉となっていった牛たちの鼻ぐり、即ち「鼻輪」が集められている。
ここ鼻ぐり塚が造られたのが大正14年、集められた鼻ぐりも700万個以上だそう。
・・・いやね、あたし・・・どう考えてもおかしいと思うの。
これだけ牛肉のことをこよなく愛し、エブリディ欲しているってーのに
十年以上も食べることが叶わないってーのは・・・
ひょっとしたら、あたしの前世が牛さんで、
呪いか祟りでもあるんじゃないかって考えたわけさ。うん。
で、こないだの昼休みに学校のパソコンをネットに繋いで検索してみたの。
「牛さんそれ系」の神社やお寺が無いか・・・って。
「で、ここに辿り着いたってワケです。なーむー・・・」
牛さん、ごめんなさい・・・
でもあたしはステーキ無しでは生きて行けないカラダになってしまったんです。
どうか許してください。そしてあたしに、牛さまのご加護を・・・
賽銭箱に5円玉を29(にく)個投入。
念入りに・・・超念入りにお願いをし、塚を後にする。
- 60 名前:どれみ、一人旅 ○岡山編@ 投稿日:2005/12/01(木) 03:51:00
「さーてと、お次は・・・」
岡山駅に戻り、今度は山陽本線で30分ほどの山間の小さな町、吉永駅で降りる。
田畑や農家がほとんどの、長閑な田舎町を歩くこと20分
「ありました!ありました!!田倉牛神社!!」
備前焼で出来た狛犬のある参道を登ってゆくと
本殿や拝殿のような建物はなく、ただ賽銭箱がある建物(?)があり
その奥、柵に覆われた向こう側に、またもや何かの「山」が出来上がっている・・・
「うっわぁー・・・これ全部、牛の焼き物じゃん!」
これまた20万個にもなる、備前焼で造られた小さな牛形の焼き物が堆く積まれ
それがここ、田倉牛神社の「ご神体」となっている。
早速あたしも牛の焼き物を買い、願をかける。
・・・毎日とは言いません、本当に、ほんっとうに食べたいんです。ステーキ。
どうか、哀れな子羊のこの願い・・・聞いてやってください・・・
そして、あたしの牛の焼き物を、積まれている牛の焼き物と交換し、持って帰る。
「ここのキホンは「倍返し」なんだよねー」
願い事が叶えられたあかつきには、持って帰った牛の焼き物に加え
新しい牛の焼き物を供えるというのが、この神社のシステムなのだ。
「・・・ステーキ食べられたら、おんぷちゃんのお金じゃなく
自分のお小遣いでここまで来て、ちゃんとお礼しなくっちゃね。」
・・・西に大分傾いた夕日を浴び
ポケットにしまった焼き物を愛しむように撫でながら・・・帰路に着く。
・・・・・・
- 61 名前:どれみ、一人旅 ○岡山編@ 投稿日:2005/12/01(木) 03:52:19
「なーるほどねー・・・
それが本当の目的だったんだ。ダシにされたあいちゃんカワイソ。」
「ちーがうって!あいちゃんの誕生日、ちゃんとお祝いしたもん!!」
「駅のベンチで?」
「なっ・・・そ、そんな場所なんて関係ないもん!
想う気持ちさえあれば、絶対に届いてるハズだよ・・・あいちゃんに」
「・・・まぁ・・・そうね。」
それなら美空ででも同じだと言いたいトコロだけれど、
どれみちゃんが可哀相だからこの辺にしときましょ・・・
「で、行って来たんでしょ?」
「・・・へ?ドコに?」
「へ?って・・・水曜日が最後だってのに、まさか行ってないの!?」
「え、ええっ??」
11月30日、ダイエー岡山店・ドレミの街が閉店になることを
そこでおんぷちゃんに初めて聞いた・・・
・・・なんだかあたしにはコレがイチバン「ばちあたり」な気がしてならなかった・・・
「ごめんね、ドレミの街・・・いままでありがとう!!(行ったコトないけど)」
http://www.doremich.or.tv/test/read.cgi/doremi2/1057491014/507
- 62 名前:7の人 投稿日:2005/12/01(木) 03:57:24
という訳で、4月ぶりのご無沙汰です。ごめんなさい。
保守・保線して下さった皆様ありがとうございます。
>>53 tonyさま
水着祭りはおろか、防寒着祭りですね・・・
なんつーか、こんなトコまで気を遣ってもらっちゃって恐縮デス。
マウンテン、登ってきましたよー・・・無難にタコスピラフでしたがw
>>56 さま
SUPER BELL"Zは知らんかったぁ・・・
とりあえず今年のライブで出てたという「レッドベアー」置いときます。
あと、今回の画像関係とかw・・・
つ ttp://tabizuki-onpu.hp.infoseek.co.jp/doretabi.html
参考資料
鼻ぐり塚、田倉牛神社 ttp://www41.tok2.com/home/kanihei5/okayama01.html
ドレミの街 ttp://www.doreminomachi.com/
↑サイトによると、ドレミの街自体はダイエー撤退後も残る模様。
聖地巡礼のお方は、ひとまず安心ですねー。
- 63 名前:某虎 ◆vQEZqqTORA 投稿日:2005/12/02(金) 21:38:59
- 毎年駅のベンチであいちゃんの誕生日をお祝いしてる者です(笑
ホント、「ドレミの街は変わらず営業」ということでホッとしております〜
http://cwaweb.bai.ne.jp/~torakiti/senoo05/senoo05_04.jpg
あと、どれみちゃん、一番肝心なところに寄ってない…「妹尾駅瀬川踏切」(笑
岡山の周りにはそういう神社もあるんですねぇ〜
今度の巡礼で時間があれば行ってみようかなぁ…
巡礼がほぼ1日がかりだから厳しいなぁ…(^^;
では、来年も行ってきま〜す!(すでに決定事項)
- 64 名前:tony 投稿日:2005/12/05(月) 22:08:32
- あいちゃんの誕生日絵、描けなかったっす…。
でもでも愛子駅の近くを二回通過したから許してね。
(通過しただけか!)
>>7の人さん
>水着祭
いえ。自分はロッテ優勝にかまけてセルフ水着祭をやりましたからw
>気(略しすぎ)
お気になさらず。
自分はドッギャァァン!メメタァ!なバトルも好きですが
ここのんびりした雰囲気も好きなんですよ。
次回も期待してます☆
- 65 名前:1-A 投稿日:2005/12/11(日) 23:02:33
- 終点の小淵沢駅で「ビューやまなし」を降りた客のほとんどは、跨線橋を渡って隣のホームへと向かう。
土・休日に運転する臨時普通列車「八ヶ岳高原列車」野辺山行に乗るためだ。
「このでんしゃ、けむりはいてるー」
「うん、これはねぇ」電車しか見たことのないさやかちゃんに、簡単に気動車の説明をしてあげた。
「――電車は電気の力で走るけど、気動車は車と同じようにガソリンで走るんだよ」
「キハ110」系は、JR世代の比較的新しい気動車である。車体の軽量化、エンジンの高性能化などにより、
電車並みの加速を実現。キハ40、58といった国鉄世代を次々と押しのけ、今や東日本の非電化区間のエースとなった。
その個性的なスクエアなデザインが僕はとても気に入っている。ステンレスでなく鋼製車体というのもいい。
列車は始発駅の小淵沢を出てまず、小海線名物の大カーブ、180度の弧を描く築堤に差し掛かる。
先刻まで右手に見えていた雄大な八ヶ岳が、見る見るうちに左へとその位置を変えるさまが面白い。
普通、片方の車窓から見える景色は180度だが、ここでは正に360度の大パノラマを楽しむことができるのだ。
前半は南アルプスの山々、後半は先述のとおり八ヶ岳といった具合。もちろん最初から右側の席に陣取れば
逆のパターンを楽しめるのだが、それは次の機会にとっておこう。
「昔はこの坂をSLで登ってたんだよ。シュッポッポってねぇ」
「きかんしゃね。さやか、えほんでみたことある」
清里・野辺山間のJR最高地点にかけては、キハ110の性能が遺憾なく発揮される区間で、最大33パーミルの急勾配を
軽やかに駆け上がっていく(もちろん平地に比べたら苦しい走りなのだろうが、僕の印象としては)。
蒸気機関車が顔を、いや石炭を真っ赤にしながらこの坂を登っていたのは、僕が生まれるより前の話だ。
清里に到着。とりあえずは下りることにした。
「ここ、どこなの?」
「清里」乗ってきた列車をカメラに収め、構内の踏切を足早に渡る。「ちょっと行ってみたい所があるんだ。
森の中の小さな村でさ、素敵なところらしいんだ。散歩してこよう?」
静かな、というより、どこか寂しい感じがするのは、既に閉店した店やペンションが見受けられるからなのだろう。
若者で賑わったという70〜80年代のブームはとうに去った。土産店が並ぶ駅前の通りにも、これぞ観光地という
活気は感じられない。わかっていたことだが、小さい頃――まだ当時のブームが終焉を迎える前だったはずだ――から
一度行ってみたいと思っていた、ある意味憧れの場所だったので、ちょっと残念だった。
駅から坂をくだって国道141号を渡ったところに、目指す「萌木の村」はあった。
閑静な森の中に立つ欧風の建物は、レストランであり、輸入ものやハンドメイドの雑貨のお店であり、あるいはカフェである。
まず気になったスポットは、「メリーゴーラウンドカフェ」。これはさやかちゃんが喜びそうか?
そしてこの村の中核的存在といえるオルゴール博物館「ホール・オブ・ホールズ」。そこへ行ってみようと思った。
「あ、メリーゴーランドだ〜!」
さやかちゃんが突然走り出す。木々の向こうに見えてきたのは…
「へぇ…こりゃすごいな」
遊園地では観覧車、ジェットコースターなどと並んで定番の乗り物だが、森の中のメリーゴーランドというと趣きが
まるで違ってくる。どこかおとぎ話の世界にでも出てきそうで、いかにもメルヘンな空気が漂う。
すぐ隣に店を構えるオープンテラスのカフェもなかなかお洒落。聞けば、ハマサキアユミとか、シバサキコウとかの
PVのロケ地になったそうで、なるほどとうなずける。
「おにいちゃん、いっしょにのろ〜」
「え、あ…うん」
彼女を連れて鉄道に乗せて回る旅も、この時だけは立場逆転、彼女に手を引かれるままメリーゴーランドに乗る。
さすがにちょっと恥ずかしい…が、こういうのは一度乗ってしまえばすぐ慣れる。晴れて僕もメルヘンの国の住人となった。
僕の前の馬に乗った女性は、飼い犬をいっしょに乗せている。ペットと乗れるメリーゴーランドというのも
ユニークだなと思った。そういえば、ここはペット入店可の店が多く、そうでないところも、店外には犬を繋いでおく
スペースが用意してある。「萌木の村」自体、ペット連れへのサービスが充実しているのだ。
- 66 名前:1-B 投稿日:2005/12/11(日) 23:04:50
- メリーゴーランドに2回も乗り(乗せられ)、オルゴール博物館を見て回り、駅へ戻る前にもう1か所、ぜひとも
見ておきたい場所があった。
「これが『ハット・ウォールデン』かぁ…」
僕が清里に抱いた「憧れ」の、その大部分は、実はこのホテルにある。
それほど行きもしないのに旅行好きの僕に昔買い与えられた、とある旅行の本で見かけた一つのホテルの、
何に惹かれたって、その名前である。「ハット・ウォールデン」――建物の外観ももちろんだが、
とにかく名前がいたく気に入ってしまった。今はもうその本は手元になく、本のタイトルすら覚えていない。
覚えているのはただひとつ、ホテル「ハット・ウォールデン」だったのだ。
「さやか、こことまりたぁい。ね、とまっていこうよぉ」
「え…」
何気に凄いことを言い出すさやかちゃん…
「だめだめ、今日は日帰りなんだから。明日学校だろ? 僕だって明日仕事だし…」
明日が休みだったら。…口には出さないが、ちょっと思ったりした。けれど、とにかく、一つ目的を達成したという
喜びの方が大きかった。ここへは日を改めて、落ち着いたときに一度泊まりに来たいと思う。もちろん、彼女を連れて。
小さい頃からずっと行きたかった場所に来るというのはいい。それは、解けなかった問題の答えを見つけるのに似ている。
「もうすぐ、日本の鉄道で一番高いところを通るよ…」
野辺山への最後の急勾配を列車が登りきるとすぐ、右手に記念碑が現れる。
「ほら、ここだ!」
「え?どこどこ?」
「今ンとこ」
「え〜、なにもなかったよぉ?」
「さっきのところに最高地点って書いてあったじゃん…って言ってもわかんねぇか。 …あれ?」
列車は標高1375メートルの「JR最高地点」を過ぎた。後は、野辺山駅へ向かって下るだけである。が、「登って」いる…?
わずかではあるが、さらに登り坂が続いているように感じるのだ。先程までの急勾配を抜けた直後のため、錯覚に
陥っているのかもしれない。が、いずれにせよ、最高地点を通過したという感慨は雲散霧消。僕の頭には疑問だけが残る。
――いつか、機会があったら、あの場所で検証してみようかな。空き缶か何か転がしてみて…
そんなことを考えているうちに、野辺山に到着してしまった。
野辺山駅は、これまた「JR最高」、日本で最も高い所にある駅だ。1345.67メートルと先の最高(?)地点に比べれば
30メートルほど低いが、こっちの方がより実感が湧いてくる気がする。それは錯覚などではなく、前者が単なる「地点」、
通過点に過ぎないのと、後者が「駅」という具体性のある場所だということの違いなのだと思う。
駅から歩いて10分ほど、いよいよ今回の旅最後の目的地「ヤツレン」にやって来た。
梶@ヤ ツ レ ン
の文字の左には、トレードマークである汽車の絵が描かれている。…これだ。
- 67 名前:1-C 投稿日:2005/12/11(日) 23:07:11
- 「みておにいちゃん、シュッポッポ、だって〜」
「そうそう」看板を指差すさやかちゃんに初めて、ここへ来た目的を明かす。「ここは牛さんからとれたお乳を
牛乳とか、チーズとかにして売ってるところなんだ。…あと、ヨーグルトとかね」
「ヨーグルト? さやか、ヨーグルトだいすき!」
案の定、ヨーグルトと聞いて目の色が変わったか、と僕は思った。ヨーグルトは彼女の大好物だ。
以前は食べず嫌いだったが、上級生とのお食事会で食べたのがきっかけで――反動というのか、今では毎日食べているという。
「ここのヨーグルトはきっとおいしいよ〜。なんてったって、とれたてだからね。それに、ほら、
ヨーグルトの上にソフトクリームが乗っかってるのもあるんだよ」
「あ、それにする〜!」
売店でそのヨーグルトソフトを買って、八ヶ岳のよく見える静かな場所に並んで腰をおろす。
「いただきまーす!」
高原の風に吹かれながらソフトクリームを食べる。まさに至福の一時だな、と思った。
「おいし〜い」
「おいしいよね〜。あ、上のソフトクリームと下のヨーグルトをまぜて食べるといいよ」
食べながら、さやかちゃんの顔を眺める。おいしそうにヨーグルトを食べる彼女を見て、よかった、どうやら気に入って
くれたようだと思うと、僕が食べているヨーグルトの味も、ちょっとだけ甘酸っぱさが増した気がしたのだった。
野辺山高原周辺の牧場を原産とする乳製品を製造する「ヤツレン」。敷地内には工場と、直売所がある。
工場の一部はガラス張りになっていて、外から工程を見ることができた。
「学校でバスに乗って、こういうの見に行ったことあるでしょ?」
「あるある〜」
社会科見学もそこそこに、僕らは直売所に立ち寄った。
店内には、牛乳、ヨーグルト、飲むヨーグルト、チーズケーキ、スモークチーズなどなど、そのどれにも
「シュッポッポ」のマークが冠されているのだが…やはり真っ先に手に取ったのは牛乳だった。
「八ヶ岳野辺山高原3.6牛乳」
青地に白で描かれた「シュッポッポ」。間違いない、このパッケージだ…もう何年ぶりなんだろう?
とりあえず、お土産用に1リットルのを2本、帰りの車内で飲む用に500mlのを1本買って店を出た。
「僕が小さい頃は、母さんが買ってくる牛乳といえばこの『ポッポ牛乳』って決まっててね。
牛乳も好きだったけど、この汽車の絵が特に好きだったなあ。うん、今のさやかちゃんと同じくらいの頃の話」
家の近所のスーパーでは昔は取り扱っていたが、今ではどの店に行っても見かけない(本腰入れて探してるという
わけでもないけれど)。清里・野辺山へ行こうと思い立って情報収集しているうちに、たまたま「ポッポ牛乳」が
健在であり、野辺山に直売所があることを知った。現在取り扱っているスーパーも判明したが、家からちょっと自転車で、
という距離ではないし、同じスーパーでもどの店舗にも一様にあるとは限らない。
それならいっそのこと、本家本元へ直接買いに行ったほうが確実で、何より、楽しみが増えるじゃないか。
後付けではあるが、僕にとってこの旅は第一に「ポッポ牛乳に会いに行く旅」となったのだ。
16時57分発の小淵沢行で、僕らは帰途につく。日も傾きかけた八ヶ岳の空にポッポ牛乳のパックを掲げて、乾杯。
「おいしい?」
「うん、んまいっ!」
「ホント? さやかにもちょうだい」
3.6なので濃厚ではないけれど、本場というか、いかにも高原の味という感じで、おいしかった。
青地に白の「シュッポッポ」を見ながら、ふと、思う。
――僕がこんなに旅好きになったのは、毎日「ポッポ牛乳」を飲んでいたからなのかも知れないな…
これから、彼女を連れていろんなところへ行きたい。休みの日には、こんなふうに。
おいしそうに牛乳を飲むさやかちゃんと、彼女にもこの「シュッポッポ」の魔法がかかりますようにと
ひそかに願う僕を乗せて、列車は春もまだ浅い野辺山高原をゆくのだった。
- 68 名前:1@お腹いたぁい。 投稿日:2005/12/11(日) 23:48:06
- 旅好きな僕と、
となりのさやかちゃん
第1話
【春の野辺山高原と、ポッポ牛乳ノスタルジィー】
というわけで>>17より半年以上のご無沙汰、大変ご迷惑様でした。
「旅さや」第1話、お届けいたします(゚д゚)ノシ
季節はそのまま、春(4月)ですご了承ください。
ちなみに.>>56で保線したのは漏れですw ベルズイイナァ
お気に入りは京急VVVF、はやて、名古屋シリーズ全作
マエノカイダンガ(・∀・)オベンリデス
>>64
ロッテ水着祭りに便乗した漏れが来ましたよ(゚∀゚)
乗り鉄→ロッテ観戦というのを今年二度やってますw
これもできればお話にしたいですねー。
- 69 名前:☆彡ななしっち@ 投稿日:2005/12/12(月) 01:21:16
- スレ主さんおかえりー、マッテマシタヨー!!
旅好き青年と隣の女の子の二人旅・・・いいネェー
仕草や言動からして、設定はやはりリアル年齢の5年生ではなく
ょぅι゙ょな“となりのさやかちゃん”なのですねー・・・なおヨイ!
ポッポ牛乳はあたしも覚えているなぁ・・・懐
当時、八ヶ岳・野辺山って言うと、自分ん家から凄く遠いイメージがあったので
そんなトコから汽車(鉄道)で牛乳を運んでくるのかなぁ・・・と
その機関車パッケージを見ながら、子供心に思ったものです。
次回はマリンスタジアム編かな?
千葉(房総)方面だけに、詳細(しおさい)希望。
・・・海浜幕張には行かないけどw
- 70 名前:tony 投稿日:2005/12/13(火) 00:10:14
- >>1@お腹いたぁいさん
>メリーゴーラウンド・カフェやハット・ウォールデン
読むほどに「メルヘん」な気分に。機会があったら行ってみたいものです。
移動に使うのが主だったので、たまには旅行にも使いたいなぁ…。
>「シュッポッポ」の魔法
昔は『どこに連れて行かれるか分からない』と怖がっていた記憶があります。
今となっては自分の中の睡魔の方が怖いほどに(経験アリ)
>便乗
便乗と言うか…何かはしゃいでたら凄いのキタ!!って感じでしたw
例えるならばものまねタレントの後ろからご本人登場!のような。
- 71 名前:1@お腹いたぁい。 投稿日:2005/12/17(土) 23:33:18
- >>365
ベッド(ハイベッド)の下はタンスとか衣装ケースとかで占められてます('A`)
- 72 名前:1@お腹いたぁい。 投稿日:2005/12/17(土) 23:42:26
- 誤爆スミマセン
でも鉄な話関連だからついでに言うと
Nゲージが欲しいんですよ、最近。
走らせたいのは「さや旅」にも出ましたキハ110
でも漏れの部屋にはスペースがありません…
で、>>71なわけですな。
感想どもです(゚∀゚)
>>69
先日は紅葉狩りでブイブイブイ(゚д゚)VSEに乗ってきました、そっちもネタ候補です
>>70
いやー漏れもロッテファンになったのは今年からなんですよ
- 73 名前:1@お腹いたぁい。 投稿日:2006/01/01(日) 23:17:00
- あけましておめでとうございます。
今年もさやかたんをあちこち連れ回し(って書くと犯罪の風味が…)たいと思います。
零細スレですが今年もどうぞごひいきに。
- 74 名前:GP ◆QpyltuNARU 投稿日:2006/01/23(月) 10:19:03
- 明けましておめでとうございます。
一つSSが出て来ましたので書いて行きたいと思います。
ただ、少々長くなりそうなので、専用立てた方がいいよ、との意見があったらそうしようかと思います。
題名は
「おジャ魔女 ◎○へ行く」
です。何処に行くかは話が少し進むまで秘密にしておきたいので、暫くは伏せ字にしておきます。そのうち明らかになりますのでよろしくお願いします。
- 75 名前:おジャ魔女◎○へ行く ◆QpyltuNARU 投稿日:2006/01/23(月) 10:28:03
- ある朝、MAHO堂に行ったらこんな手紙が置いてあった。
----------
どれみちゃん、はづきちゃん、あいこちゃん、おんぷちゃん、ももこちゃん、ぽっぷちゃん。
貴女達はいつも魔女界と人間界の交流の為に尽くしてくれているので、感謝の意味を込めてちょっとしたプレゼントをしたいと思います。
どんな事かといいますと
旅行です
おんぷちゃんは仕事の関係で色々な所へ行ってるだろうし、ももちゃんはアメリカに住んでいましたね。
だから、今さら海外旅行とかいっても新鮮味が無いかと思います。
みなさんの知らない所の方が楽しみがあるかと思いますので、日本国内の穴場的な所を選んでみました。
取りあえず詳細はあってからのお楽しみと言う事にしますので、相模原球場に来て下さい。
女王
----------
- 76 名前:おジャ魔女◎○へ行く ◆QpyltuNARU 投稿日:2006/01/23(月) 10:37:12
- 「マジョリカー」
どれみが大声で呼ぶと、マジョリカは眠そうに1階に降りて来た。
「何じゃ、朝っぱらから五月蝿いのぉ」
どれみはマジョリカに、女王様からの手紙を見せた。マジョリカは驚き
「な、なんだってー!!(AA略)」
と思わず叫んでしまった。どれみ達が店を空けてしまえばその間商売が出来なくなってしまう。それだけはなんとしても阻止しようと、その手紙をバッと奪い取るや否や証拠隠滅をしようとした。が……。
ーマジョリカも同行して下さいねー
と魔法文字で書かれているのを見てにんまりとした。
「ララ、支度じゃ!女王さまから旅行の許可が出とるぞ!!」
「ハイハイ」
ララは呆れ顔で2階に戻って支度を始めた。
「はづきちゃん達、早く来ないかな〜」
どれみは呑気に呟いていたが、その様子を見てマジョリカは、
「どれみ、お前も早く支度せんかい!」
と怒鳴った。どれみは、
「そ、そっか、旅行だもんね、荷物持って来なきゃ」
と言って慌てて家に帰った。
- 77 名前:おジャ魔女◎○へ行く ◆QpyltuNARU 投稿日:2006/01/23(月) 10:47:30
- 全員支度が終わり集合した。およそ午前11時。
「しかし、何で相模原球場なんだろう」
おんぷは思った。もちろんこの疑問はおんぷだけでは無くて全員思っていた事だった。
例えば、都心に出てそこから東京駅、羽田空港、東京港を目指すのだったら相模原なんぞに行かずに直接行った方が早い。それに、何か用件を言うのだったら、相模原なんぞにせずいつものように馬車で現れて言った方が早い。その為女王の狙いが分からなかった。
もしかしたら狙い等無いのかも知れないが……。相模原に行く事自体が一つの道筋、ってな位の考えで……。
取りあえず出発して相模原を目指し、相模原球場に到着したのは正午を少し回った後だった。
- 78 名前:おジャ魔女◎○へ行く 01部 ◆QpyltuNARU 投稿日:2006/01/23(月) 11:08:25
- 相模原球場は神奈川県の県北(文字通り神奈川県を9分割するとまん中の上、つまり北方向)にある面積約90平方キロメートル、人口約64万人の東京のベッドタウンである。
(※ 2006年春に津久井、相模湖両町と合併するが合併前のデータと言う事です)
その相模原市のほぼ中心に淵野辺公園というものがあるがその公園の南側にある球場が相模原球場である。もう一つ小さい球場があるがそれは野球用ではなく、少年野球やソフトボールに使用されているひばり球場である。
両球場の他にはスケートに利用される銀河アリーナ、そして多目的に使用できる芝生広場というものもある。
その他の場所は、テニスコートがあったり、駐車場だったり、樹木が植えてあって林のようになっていたりして、更にこの公園をぐるっと回るようにジョギング(ウォーキング)コースがある。
http://www.city.sagamihara.kanagawa.jp/shisetsu/090705/090705.html
そんな古き相模原と新しい相模原が融合したような公園である。
因みに、昔はキャンプ淵野辺という米軍施設だった。それが返還され、淵野辺公園が出来る前まではヤング広場と呼ばれ、雑木林と平地が混ざるただのだだっ広い広場だった。
「綺麗だな〜。こんな所が近くにあったなんて全然知らなかったよ」
どれみは銀河アリーナ、そして相模原球場等を見て感心していた。
淵野辺公園正面入り口から入って左がひばり球場、左奥が相模原球場、右奥が銀河アリーナ、そして右が芝生広場という配置だ。
- 79 名前:GP ◆QpyltuNARU 投稿日:2006/01/23(月) 11:15:51
- 訂正です……。
>>78
×相模原球場は神奈川県の(ry
○相模原市は神奈川県の(ry
- 80 名前:おジャ魔女◎○へ行く 01部 ◆QpyltuNARU 投稿日:2006/01/23(月) 12:52:15
- どれみ達一行(どれみ、はづき、あいこ、おんぷ、ももこ、ぽっぷ、ハナ、そしてハナの荷物に紛れてマジョリカとララ)は、女王様が待つといっていた左奥にある相模原球場へ向かった。
(公園の)正面入り口から入り、いきなり広々と広がる空間は中央公園、そこでは沢山の大人、子供が遊んでいた。もちろんどれみ達と同年代らしき子供達も多かった。流石に広いせいか、美空公園で遊ぶ子供達に比べて遊ぶスケールも大きかった。
例えば、正月でなくても凧上げをしていたり、とかそんな感じ。
そんな中央公園を横切り、相模原球場の3塁側の入り口の方へと向かうと、見覚えのある2人が立って待っていた。
女王様と従者のマジョリンだった。もちろん魔女界にいる時と同じ格好していると2人ともとても目立つので軽装で来ていたが、それでも女王様はしっかり顔はベールで覆って隠していた。
「あ、女王様、こんにちは」
どれみが挨拶すると、女王は、
「どれみちゃん、みなさん、よく来てくれました。今までの魔女界に対する貢献有難うございます。感謝を込めて皆様に旅行を楽しんで頂きたいと思います」
と言った。はづきは、
「でも、女王様、旅行と言っても何処に行くんですか?」
と聞いた。相模原球場に来るように、としか言われていない。行き先はまだ分からないのである。すると女王は、
「そうですね、まだ行き先を明かしていませんでしたね。でも、行き先はまだお楽しみと言う事で、もう少し待ってて下さい。」
と言って、いつもの台詞
「マジョリン、例の物を」
と言った。マジョリンはいつものように無表情のまま、7通の封筒をどれみ達に見せた。
「中にはくじが入ってますので、1人1つずつ取って下さい」
と言ってどれみの前に来た。
- 81 名前:おジャ魔女◎○へ行く 01部 ◆QpyltuNARU 投稿日:2006/01/23(月) 13:10:01
- 「え?あたしからでいいの?」
どれみがきょとんとしながら聞いた。マジョリンは相変わらず無表情のまま、
「はい、後ろが詰まってますのでお早めに。あと、開けるのは指示がありますのでその時にして下さい」
と答えた。どれみは、くじ、というのが引っ掛かって、
「まさか、外れがありで、外れたら今から美空に帰って下さい、なんて言わないよね〜?」
と体の向きをマジョリンに対して正面を向いていたのを少し斜めに向きを変えてジト目でマジョリンを見上げた。マジョリンは、
「さあ、そこまでは存じません。とにかく引いて下さい」
と全く相手にせずに7通の封筒をどれみに差し出した。どれみは、仕方ないなぁという表情をしてまん中の封筒を手にとった。
同じように残りの6人も封筒を手に取り、女王の指示で開けた。
どれみの封筒の中に入っていた紙には♪と書いてあった。同じように♪と書いてあったのははづき、おんぷ、ハナだった。
残りのあいこ、ももこ、ぽっぷは♪♪と書いてあった。
「みなさん、音符の数が1つの人の組と2つの人の組に別れて行動して下さいね。先ずは淵野辺駅に行ってそこでマジョハートに会って下さいね」
女王はそう言うと、指を弾いてマジョリン共々消えてしまった。
- 82 名前:おジャ魔女◎○へ行く 01部 ◆QpyltuNARU 投稿日:2006/01/23(月) 17:29:06
- 「もしかして女王様やマジョリンとか、元老院の魔女達が道程を案内するのかな?」
どれみは同じ組になったはづきに聞いた。はづきは、
「道が決ってるってのも何かアレね。もうちょっと自由かと思ったけど……」
とちょっと表情を曇らせて答えた。確かに行動に制約があったりすると折角の楽しみな旅行が……ってのがある。
もう少し自由に行かせてもらってもよかったのでは?それに、同じ場所に行くのだとすれば、何の為に組をわけたのだろうか。
いえいえ、そんな事言ったら場所も集合時間も、門限も決まっている修学旅行はどうなるの。制限があればその制限の中で楽しめば良い。
いや、本当に自由にしてしまったら、どれみ達の能力ではどうなるか分からない。最低限の道筋を決めておく方が逆に楽しめるって物だろう。
「そんな事ないよ〜、場所が分からないってだけでもドキドキワクワクするよ」
どれみははづきの肩を叩いて言った。はづきは、
「そうね、ちょっと考え過ぎちゃった」
と笑顔で答えた。
一応、2組の行動が一緒にならないように、♪2つの組が先に出発となった。が……、
「女王様が消えてから指示を貰ったぞ(魔法で)。♪1つの組が先に出発で徒歩で淵野辺に向かえって事じゃ。そうすれば♪2つの組と淵野辺に付く時間差が出来るんじゃと」
マジョリカが女王様の指示を伝えた。
「えー、あるくの〜ハナちゃん疲れちゃう〜」
ハナがごねるとどれみは、
「ハナちゃん、ゆっくり歩きながら周りみるのもいいもんだよ」
と慰め、♪2つの組を見送る事にした。
- 83 名前:おジャ魔女◎○へ行く 01部 ◆QpyltuNARU 投稿日:2006/01/23(月) 17:59:05
- 一行は淵野辺公園をでて、とりあえず一番最初の目的地を目指す事になった。といっても、淵野辺公園の正面から出て左に行くだけだった。
歩道は広い、といっても自転車用と歩行者用に別れていて公園内外が一体になってる感じがする。
ただ、道路を渡った反対側の歩道はごく普通の歩道なので、車に乗ってる人から見れば大袈裟にいうと左右別世界みたいな感じだった。
バス停はすぐにあった。道路を渡っても渡らなくても淵野辺駅には行ける。というのは神奈川中央交通のバスが通るのだが、淵野辺公園をぐるっとまわる循環区間(左回りと右回り)なのだ。丁度山手線内回りと外回りのバスバージョンといった所だ。
因にどれみ達が着いたバス停は左回り。わざわざこの綺麗な歩道からわたって右回り側のバス停に行く必要はないだろう。
暫く待ってるとバスが来た。上半分がオレンジで下が赤という色合いのバスだ。
ここで♪2つの組、あいこ、ももこ、ぽっぷと別れる事になった。ただし、お互いの位置が分かるように、魔女界からパティシエやっていた時に使っていた携帯電話(名前忘れた:以下P電)が貸し出された。1人1つずつ。
「ほな、先きに行ってるで」
「どれみchan、はづきchan、おんぷchan、ハナchan、Walkingは健康にGood ne」
「お姉ちゃん、転ばないようにね」
「転ばないように、って……あたしって一体……orz」
3人はバスに乗って出発して行った。
- 84 名前:おジャ魔女◎○へ行く 01部 ◆QpyltuNARU 投稿日:2006/01/23(月) 18:15:59
- バス代は?と思うかも知れませんが、それは先程女王様とマジョリンが消える前に女王から支給されているのでその心配は無かった。
3人は整理券を取り、一番後ろの席に座り、どれみ達の姿が見えなくなるまで手を振った。
バスの行程
(淵野辺公園)→大野台3丁目→大野台中央→由野台2丁目→共和→宇宙科学研究所本部→共和一丁目→淵野辺駅入口→淵野辺駅南口(目的地)
料金は190円、こども100円。ただし、休み期間中なのでこども50円だった。
淵野辺公園を左に見ながらゆっくりとバスは進んで行った。時間が時間だけに客も少なく、途中でチャイムをならす人は居なかった。そして渋滞も殆ど無く、ほぼ公称値と同じ11分で淵野辺駅南口に着いた。
あいこ達3人は50円払ってバスを降り、淵野辺駅に入って行った。階段を上って上り切った所の右手に改札。改札の少し奥側に券売機があり、そこにマジョハートが立っていた。
「ちわーっす、マジョハート久しぶり」
マジョハートは駅の宿舎内で白衣でいる訳には行かなかったので、女王様同様軽装でいた。
「ああ、久し振りだな」
と答えた。無表情の中に僅かに笑みが含まれていた。
- 85 名前:おジャ魔女◎○へ行く 01部 ◆QpyltuNARU 投稿日:2006/01/23(月) 18:30:43
- 「早速だが、女王様から頼まれててな。お前達のルート図を渡しておく」
マジョハートはそう言ってあいこ達3人に封筒を渡した。何故全員にかというと、1通だけだと無くしてしまう危険性があったからだった。
早速3人は開けて見る事にした。
ルートはJR横浜線で東神奈川まで行き、その後JR京浜東北線で浜松町まで行く、それから♪1つの組を見送る、
とあった。何を見送るのか、はまだ明かされていない。
- 86 名前:おジャ魔女◎○へ行く 01部 ◆QpyltuNARU 投稿日:2006/01/23(月) 18:39:30
- 「見送る為に先に着かないといけないんだね」
ぽっぷはあいこ、ももこに言った。あいこは、
「そうやな。でも何を見送るんやろうか。何処か行くにしろ、最後は合流するんやろ」
と言った。ももこは2人に、
「Ma-ma-、細かい事は気にせずにne。大船にのった気分でいましょうyo」
と言った。あいこは、ももこの言葉がちょっと違う気がしたが気にしない事にした。
「お前達のその次の行き先は、どれみ達を見送った後に明かされる、っていうか、どれみ達を見送った時には最終的な行き先は分かるんだ」
マジョハートはそう思った。そして色々話している3人に近付いて、
「そろそろ電車が来るぞ。それにどれみ達が来るから、この電車に乗るんだ」
と指示をした。3人は、「ハイ」と元気に返事をして券売機で切符を買い、改札に入って行った。
「じゃ、気を付けて行くんだぞ」
マジョハートが言うと、あいこは、
「まかせとき」
と返事をして、改札入り口から見て右側にホームへのおリ口があるがそこに向かって走って行き、ももことぽっぷも付いて行った。
- 87 名前:☆彡ななしっち@ 投稿日:2006/01/24(火) 00:29:37
- なんだかミステリアスで面白そう!
頭脳戦なら、はづき・おんぷの居る♪組が有利かな?
でも非常時は、しっかり者のあいこ・ぽっぷが居る♪♪組が有利か?・・・
まぁ、どちらにしても
ももこ&どれみ・ハナのトラブルメーカーがきっと何かを起こしてくれるでしょうw
てことで、長編に期待age!!
- 88 名前:tony 投稿日:2006/01/24(火) 03:17:48
- >>GPさん
「まさかサイコロの旅?」って思ったとかナイショ。
期待してます☆
>>1@お腹いたぁい。さん
このお正月に帰省した時に乗った地元のJR、キハでした…。
喜んでいいんでしょうか?
- 89 名前:GP ◆QpyltuNARU 投稿日:2006/01/24(火) 11:13:39
- こんにちは
まさか感想もらえるとは思ってませんでした。嬉しいです。
>>87さん
ず、頭脳戦、ですか。
まあ、途中で誰かが行き先分かるかも、しれませんね。
「ロベ」←これをヒントにしておきましょう。
tonyさん
今寒いですので風邪に気を付けて下さいね。
ですが、話の方は一応夏を想定して書いています。
でも何故私の頭に過ったのは真冬のちょうど今の淵野辺公園なんでしょうか?
- 90 名前:おジャ魔女◎○へ行く 01部おまけ ◆QpyltuNARU 投稿日:2006/01/24(火) 11:18:38
- マジョハートは思った。
「(この段階では明かせないが)どちらかの組は"大船"には乗るな、確かに……」
- 91 名前:おジャ魔女◎○へ行く 01部 ◆QpyltuNARU 投稿日:2006/01/24(火) 11:43:14
- あいこ達の組がホームに降りた時に、丁度放送が入った。因みに淵野辺駅の上り方面の放送は、電車が前の駅(矢部)に入ったころに流れる。その為放送が入ってから実際に電車が来るまで時間が掛かる。
横浜線は橋本から町田までの間ほぼ直線が続く(矢部〜淵野辺はそのほぼ中間にある)ので、相模原から電車が矢部に到着する時に淵野辺から見ると一回電車が見えなくなり、矢部を出ると再び見えるようになる。その丁度一回見えなくなった位のときに放送が入る。
(作者注 : この件、間違っていたら指摘願います。この間淵野辺行ったらそうだったので)
放送後暫くしたら電車が入って来た。シルバーの車体に鶯色の帯の8両編成の電車だ。音はちょっと軽い感じ。
ドアが開くと同時に、人が数人降りて来て降り終わるのを待ってからあいこ達は乗った。そして音楽が鳴り、ドアがしまった。
この電車は各駅停車の桜木町行きだったので、終点の2つ前の東神奈川で降りる。その為、あいこ達3人は先程マジョハートに貰ったルート図を見て確認しておいた。
横浜線はそんなにスピードの早い電車では無いが、淵野辺〜古淵〜町田間は駅間距離が比較的長くかつ直線なので、横浜線にしては珍しく飛ばしていた。その為結構大きく揺れる事があった。
「あっ!と」
ぽっぷが振られてふらついた。それをあいこが受け止めてあげた。
「危ないから扉側の方がええな」
といってぽっぷを扉側にしてあげた。ぽっぷは
「ありがとう」
と礼を言い、それからは窓にかぶりつき過ぎ行く景色を見ていた。
- 92 名前:おジャ魔女◎○へ行く 01部 ◆QpyltuNARU 投稿日:2006/01/24(火) 11:49:20
- 古淵に付いたら、席が一つ空いたのでぽっぷを座らせてあげた。ぽっぷはまわりの子供がやってるように、自分も後ろ向きになって窓の外を見ていた。
「しかし、浜松町やろ?都心やんか。美空から直接行った方が近いやろ。どないな考えなんかな……」
あいこは不思議に思ってももこに訪ねてみた。ももこは、
「さぁ……、ま、タダだからいいんじゃないのkana?それとももしかして……」
と言った。あいこは、
「もしかして……?」
と聞いた。ももこは、
「女王様が鉄道マニアとか……」
と言うとあいこは、
「ナイナイ、それはナイ」
と顔の前で手を縦にして振り、否定した。
- 93 名前:おジャ魔女◎○へ行く 01部 ◆QpyltuNARU 投稿日:2006/01/24(火) 12:27:01
- あいこ達が横浜線に乗った頃、どれみ達は淵野辺十字路の歩道橋を渡っていた。この十字路は国道16号と県道瓜生相模原線との交差点で、双方共に相当交通量の多い道路である。更に、小さい側道があるので正確に言うと十字路では無いと言える。
どれみ達は歩道橋を渡り終えた後、側道の方へと入って行き淵野辺駅を目指した。淵野辺行きのバスも多く通るがバスは瓜生相模原線を走って行った。
側道に入ると一転して静かになった。淵野辺公園の木々の音、それから国道の騒音、それから淵野辺公園の時とは別の静けさに包まれた。
もちろん静けさ、といっても、国道に比べればの話であって、歩いてても車の音等が聞こえて来た。
ハナは4人の先頭に立って歩いていた、鼻歌を歌いながら……。しかし、周りの物に興味を持ち油断するとそっちの方へと行ってしまうのでそこの所が大変だった。先程だって歩道橋の上から、
「ジェット機の真似」
とか言って、箒に乗って飛ぼうとしたくらいだから……、もちろん変身する前にとめたけど危ない危ない。
- 94 名前:おジャ魔女◎○へ行く 01部 ◆QpyltuNARU 投稿日:2006/01/24(火) 17:02:20
- 側道を真直ぐ北に向かうと、鹿沼公園という公園の東側に出た。この公園も緑がとても多いのでなんだかここだけ小さな別世界という感じだったが、その空間は150m程で終わってしまった。というのは、短辺側を通ったからだった。
そこから先の信号を渡ると淵野辺駅はすぐだった。
「ねえどれみ、あそこに行けばマジョハートがいるんだよね?ね?」
ハナは無邪気にはしゃいだ。どれみはそれを聞いて、
「う、うん。次の指示があるんだよね」
と答えた。
淵野辺駅前はきれいに整備されていて、駅の宿舎もきれいになっていた。そして周りの建物も新しい建物が増えて昔のなごりを少しずつだが無くしてた。その中で昔の匂いを残すのは、駅のホームだった。
「行きましょう」
おんぷが立ち止まっていたどれみたちに声を掛けて駅の宿舎内へと入って行った。4人の先頭に立ち階段を上って行くおんぷは目立ったが、軽く変装をし、かつ帽子を深くかぶっていた為だれもおんぷだとは気付かなかった。
中にはカンの鋭い人が、一緒に歩いていた友達に向かって
「瀬川おんぷの声が聞こえたけど」
とか言ったりしていたが、
お ん ぷ の 姿 は ど こ に も 見 当 た ら な い ので、空耳とか気のせいとか言う感じになっていた。
おんぷが先頭で切符を買う為に券売機の所に来た。すると、先程あいこ達と話した所と同じ所にマジョハートが立っていた。
「久し振りだな、元気にしてたか?」
マジョハートに話し掛けられて、
「こんにちは。元気ですよ、この通〜り」
とどれみは腕をクルクル回し強調した。するとハナも真似をして、
「ハナちゃんも元気だよ〜」
と腕をクルクル回して言った。それを見てマジョハートは、フッと笑い、
「相変わらず、似てるな」
と言った。するとどれみは、
「え〜、そうかな」
と言うとハナは、
「どれみひど〜い。ぷっぷのぷ〜」
と返した。それを見てはづきは、
「何時の間にかどれみちゃんの癖を覚えてるのね、クス」
と言った。マジョハートは、
「みんな、分かってる様だな」
と笑顔で言った。そして、先程あいこたちに渡した時と同様に封筒を出し、一番近くに立っていたおんぷに渡した。
「これがここから先のルートだ。これに従って行くといい。まあ、そこに着くのはあと1時間半くらいか」
と言った。1時間半だと大体午後3時を少し回るか回らないかといった所だった。
- 95 名前:1@お腹いたぁい。 投稿日:2006/01/24(火) 23:03:19
- 浜松町と聞いて、即売会か?と思ってしまった漏れがきましたよ(゚∀゚)
BGMは「マジカル・ミステリー・ツアー」でひとつ。
>少々長くなりそうなので
スレが伸びるのでどうぞこのまま続けてくださいw
>>88
キハ━━━━━━(゚∀゚)━━━━━━ !!!!!
国鉄型でしたか?
今度大糸線のキハ52乗りに行きたいです
- 96 名前:GP ◆QpyltuNARU 投稿日:2006/01/25(水) 18:22:51
- >>1さん
>スレが伸びるのでどうぞこのまま続けてくださいw
スレ主から言葉を頂けて嬉しく思います。このままドッキリドッキリDONDON書いてきます。
これからもどうぞよろしく……。
即売会だったらいいですけどね(笑)。でも、もしこの話がうまく書けたら冊子にまとめてみようかなとは思っています。
- 97 名前:おジャ魔女◎○へ行く 01部 ◆QpyltuNARU 投稿日:2006/01/26(木) 17:56:05
- どれみ達のルートはJR横浜線で町田へ出てから小田急線に乗り換えて新宿までいく。その後、中央線の快速、各駅停車、京浜東北線、山の手線等、何を使ってもいいから浜松町を目指す、というルートだった。新宿から先は路線は自由と言う事なので、分からなくなってしまうといけないので簡単に路線図画書いてあった。
「まぁ〜るい緑の山手線〜」
「真ん中通るは中央線〜」
「新宿西口駅の前〜」
「カメラはヨドバシカ・メ・ラ」
どれみはともかく、ハナは何時の間にこの歌を覚えたのだろうか・・・?2人が歌ってるのを見てマジョハートはプッと笑った。
「どれみちゃん、ハナちゃん、降りちゃ意味ないわ」
はづきが突っ込みを入れた。一方おんぷは我関せずってな感じで、
「マジョハート、ありがとう。とにかく浜松町ね」
と言って、礼を言い全員分の切符を買って、
「早く行くわよ」
と言って3人を引っ張って行った。
「お、おんぷちゃん、そんなに急がなくても……」
どれみが言うと、おんぷは、
「急いでなんかいないわ」
と笑って言った。ただ単純にどれみとハナが大声上げていたのがちょっと恥ずかしかっただけだったのだろう。
- 98 名前:おジャ魔女◎○へ行く 01部 ◆QpyltuNARU 投稿日:2006/01/26(木) 18:13:14
- 「じゃ、気を付けて行ってこいよ」
マジョハートが改札口の中に入って行ったどれみ達に声をかけた。4人は、
「行ってきま〜す」
と元気に返事をし、ホームへと降りて行った。
その時どれみのP電が鳴った。確認してみると、あいこからメールが入っていた。その内容は、
「新機能が加わってるで。電話帳の中から例えばどれみちゃんを選んで、現在地情報とかいうの選ぶとどれみちゃんの現在位置分かるで。今淵野辺やろ」
だった。
どれみは握った右手で左手のひらをポンと叩いて、
「そっか。P電使えば、あいちゃん達の位置が分かるのか。じゃ早速やってみよう」
と言ってP電を操作し始めた。その時ホームに電車が入って来て、3人は乗ったが、どれみはP電の操作に夢中になってて気付かなかった。
「どれみちゃん!」
「どれみ〜!」
はづきとハナが叫ぶがどれみは気付かない。おんぷは強引にどれみの腕を引っ張り、電車の中に引き込むと、
「おんぷちゃん、痛いよ。何するのさ」
と言った。おんぷは、閉まった扉を指差して
「どれみちゃん。もう少しで取り残される所だったのよ」
と怒ってはいないが少し強めの口調で言った。どれみは、頭の後ろに手をやって、
「あ、ゴメンゴメン。おんぷちゃんありがとう」
と苦笑いして言った。おんぷは更に、
「あいちゃんの位置でしょ。今はココ」
と自分のP電を出してどれみに見せた。
「あ……。おんぷちゃん、出せたんだ」
と驚いた。どれみは現在地情報がどうしても出なくて悪戦苦闘していたのだった。
「取りあえず、あたし達とはルートが違うようだね」
どれみはそう言い、おんぷにP電の操作のやり方を素直に教わった。
- 99 名前:おジャ魔女◎○へ行く 01部 ◆QpyltuNARU 投稿日:2006/01/26(木) 18:46:47
- どれみ達が淵野辺に着いた頃にはあいこ達は長津田を出る所だった。丁度車窓からは田園都市線が見えていて、同時に長津田を出る所だった。僅かに横浜線の方がスピードが出ていて、田園都市線を抜いて言ったが、田園都市線は左に曲がって行って見えなくなってしまった。
「そう言えばP電もらってたな。使ってみようや」
あいこがそう言い、淵野辺公園で女王様に貰ったP電を取り出し、電源を入れた。すると注意文が出てきた。
「合流するまで別の組にルートを教えるのは禁止です」
と警告された。
「ルート教えるのはあかんって事な。但し位置検索は出来るから現在何処にいるかは分かるって事やな。どのルートを使うかってのは現在位置から推定せいっちゅーことや」
あいこがそう言うと、ももこは、
「Why? 何で教えちゃいけないkana?」
と聞いた。あいこは、
「先のお楽しみってことやないかな?それにルートが違えば例えば、あたしらは横浜方向行くけど、もしどれみちゃん達が横浜へ入らないとすると、あたしらでハマ系の弁当買ってやったりできるやないか」
と答えたが本当の事は分からなかった。が、かなりいい点を突いていた。どれみ達の現在地情報を確認しながら、合流した時にお互いに買ってきたものを交換する、みたいな事が出来る。
国道246号線を超えた後、東名高速も超えて行った。
「すごい車の量だな〜」
猛スピードで東名を走る車郡をみながらぽっぷは思った。
「あいchan、どれみchanにメールしてみたらdou? きっと返事帰って来るne」
ももこが言うとあいこは、
「そうやな。とりあえず、おんぷちゃんとどれみちゃんに送ってみようか」
と言ってP電を操作してメールを送った。
- 100 名前:おジャ魔女◎○へ行く 01部 ◆QpyltuNARU 投稿日:2006/01/30(月) 15:01:45
- ガタンゴトン……。
線路を繋ぐつなぎ目の音がたまに聞こえてきた。その他はシャーっと車輪がレールの上を転がる音、そして、線路と線路を溶接で繋いである所の上を通ると僅かにその音がした。溶接箇所はわずかに段差があるらしく音で分かった。
「あ、おんぷchanから返事きたYo」
ももこが言ってあいこにP電の画面を見せると、あいこもももこに見せた。ちょっとだけ時間差が出来たが2人に返事が来た。
あいこ達は十日市場、そしてどれみ達は淵野辺を出た所だった。
「マジョハートから次の場所貰ったとおもうんやけど、どれみちゃんたちはどのコースでいくんやろか」
あいこは聞いた。ただし相手の組から直接ルートを聞くのは禁止なのでももことぽっぷと予測する事にした。とりあえず、自分達の行き先は浜松町と分かっているので、どれみ達の行き先も同じなのか、それとも違うのか。そこから推定しなければいけなかった。
まあ別に推定なんぞしなくてもいいのだが、ちょっと暇つぶしといった感じでどれみ達の道筋を見ながら予測する事にした。
- 101 名前:おジャ魔女◎○へ行く 01部 ◆QpyltuNARU 投稿日:2006/01/31(火) 14:57:10
- どれみ達の乗った電車は古淵を過ぎ、今までコンクリートに囲まれてた谷部分を通ってたと思ったらいきなり尾根を通るといった感じになり風景が一変した。
境川を渡る時に線路のノイズが増幅される感じがしたが、その時北側を見ると、町田の住宅地が遠くまで見えた。ざっと何キロ先にあるのか分からないが清掃工場らしき煙突も見えて白い煙(水蒸気)を出しているのがハッキリ分かった。
「次は町田〜、町田〜。1番線到着、お出口右側です」
その放送が入る頃には尾根は低くなり、町田駅に着く頃には平地の上を走っていた。
「じゃ、みんな降りるよ。準備終わったかな〜」
どれみが言うと、ハナは、
「は〜い」
と元気に手を上げ、はづきとおんぷも何時でもOkという事を伝えた。
電車が停まり扉が開くと同時に4人はホームに降りた。そして中央階段から上に上がり改札を出て右方向、北口に出た。広場の中央には4辺ある星というかオブジェのような物がゆっくりとクルクル回っている。
http://ja.wikipedia.org/upload/9/99/%E7%94%BA%E7%94%B0%E9%A7%85%E9%A7%85%E5%89%8DJR.jpg
広場の方には行かず、人ごみに従って小田急の町田駅に向かった。驚いた事にその人ごみはそのまま小田急町田駅に向かっていた。一方で小田急側から来る人たちも多く、町田という町はそれ自身が中規模な町であると同時に重要な接続点といった感じだった。
「ハナちゃんマクドナルド行きたい〜」
ハナは正面左側に見えるマクドナルドに行こうとしたが、どれみとおんぷがハナの両腕を握って止めた。
「ダメダメ。あたしもお腹すいたけど、新宿までは我慢しよう、ね」
と言ったのでハナはしかたなく、
「しんじゅくまでだからね、ぶー」
と言ってその後は素直について来た。
とりあえず、旅費等については女王様が旨い事工面してくれたようで、全く心配しなくてもいいよかった。その為、おんぷの提案でロマンスカーに乗る事になった。スーパーシート/グリーン車付きの20000系かコンパートメント付きの50000系かどちらかがいい、と言う事になったが時間の都合上50000系の切符を買う事にした。
「毎度有難うございます」
窓口の受付嬢が深々と頭を下げた。
- 102 名前:GP(補足) ◆QpyltuNARU 投稿日:2006/02/06(月) 15:34:26
- こんにちは
一応小田急のHPで調べたので補足しておきます。
>>101
の時間帯(13時過ぎ)だと小田急ロマンスカー20000系および50000系新宿行きは
はこね14号12時50分、はこね18号13時50分が50000系
はこね16号13時20分は7000または10000系
休日だと
はこね14号12時50分が50000系、はこね18号13時50分が30000系
はこね16号13時20分は20000系
となっています。
ってなわけで、どれみ達は13時50分のに乗る事になるのですが、平日か休日かまでは決めてませんでしたのでこの時刻表に忠実にいくなら平日という設定になります。
ルートがどうの、って展開なので、それ程時刻にこだわらずに。まあ最悪、時刻表と話の内容が違い過ぎたら、
「この日だけこの時間に50000または20000が運用された」って形にするつもりだったので(笑)
では続きをどうぞ。
- 103 名前:GP ◆QpyltuNARU 投稿日:2006/02/13(月) 14:11:52
- すみません。
ロマンスカーの座席表を無くしてしまったので、個室が何号車にあって何番の席か分からなくなってしまいかけなくなりました。
トはいってももうここで打ち切りって事じゃなく、ロマンスカーのパンフとか探すなり手に入れるなりしてから再開しますので、それまでお待ち下さい……。
- 104 名前:どれみ、一人旅 ○茨城編@ 投稿日:2006/03/03(金) 17:30:08
「受験も終わったことだし・・・頼まれてないけれど、ちょっと出掛けてみよっかな。」
ここの所、一日おきに雨が降ったり止んだりしてる。
今日はちょっぴり寒いけれど、晴れ間が広がって散歩日和。
上野駅・常磐線ホーム。
いつもだったら特急電車に乗るトコだけど、
今日は自分のお小遣いだけなので、普通電車に乗ってくことに決定。
日暮里駅を出た電車は大きく右へカーブ。
都会から下町、そして江戸川を渡り、田畑の点在する郊外風景へ
電車の窓から差し込む、麗らかな日差しに目を細め
ふと、おんぷちゃんの顔を思い出す。
「ここんとこ・・・会ってないなぁ・・・」
牛神さまのお参り以来、おんぷちゃんからのお仕事依頼が来なくなった。
駅弁コーナーは開始以来、おんぷちゃんの番組の一番人気になってたのに
「どーしちゃったの?」って聞いても
「ああ・・・気分転換に、暫くカレー特集組むことにしたの。」
なんて、訳ワカンナイ反応しか返ってこないし・・・
あたしの自分勝手な思い込みかも知れないけど
多分・・・あたしの受験を心配してたんだろーな なんて。
おんぷちゃんって、そーいう気遣いしているのを悟られるのが嫌っていうか・・・
「苦手なんだよね、昔っからさ
でもそこが・・・おんぷちゃんの可愛いトコだったり。」
うん、だからあたしも・・・頑張ったよ。
上野駅から1時間ちょっとで、筑波山への玄関口
・・・というよりも、ベッドタウン化しつつある、土浦駅に着く。
ここで特急列車の通過待ちの為、5分間停車
すかさず電車を降り、駅弁売店へと走る。
「えーと、えーと・・・ムフ。すいません、これくださいっ!!」
それが目に留まった瞬間、団子のてっぺんから爪先まで
あたしの全細胞が「ソレオカエ」と指令を下す。
「常陸牛どん弁当」購ー入ー!
牛肉です。うっしーちゃんです。アイラブギューです。
でもコレ・・・「常陸牛 どん」なのかな? それとも「常陸 牛どん」なのかな?
なんて事を考えていたら、発車ベルが!
- 105 名前:どれみ、一人旅 ○茨城編@ 投稿日:2006/03/03(金) 17:32:11
「おあっ!い、急がな・・・・・・きゃーっ!!」
・・・いつものように、転んだ。なにもないところで。
とりあえず電車には乗れたけど・・・ウエーン!
「あたしの・・・あたしの常陸牛が・・・大噴射してる・・・」
美味しそうなお肉の匂いがプンプンするお弁当の
こぼれた中身を床にぺったり座り込み、掻き集める。
離れた席に座っていた男の子が、あたしのコト指差して笑ってた・・・
呆然としたあたしを乗せ、列車は下車駅の石岡駅に到着。
3秒ルールの誘惑を押さえつつ、拾い掻き集めた弁当を駅ホームのゴミ箱へ
涙をポロポロこぼしながら・・・捨てた。
「さよなら・・・あたしの・・・常陸牛・・・」
気を取り直し、出発!
駅の大きさの割に、ちょっと寂しい駅前通りを抜けると
大きな道の国道へ出る。そこから暫く歩いてゆくと
「おーおーおー、ありました。」
100m以上はあるだろう、大きな橋が見えてきた。
そしてその橋の下には、なだらかな川の流れ。
川岸に降りてゆき、川と橋を絡めて記念撮影。パチリ。
ここは筑波山を源とし、霞ヶ浦まで続く 恋瀬川。
瀬”川”ってくらいだから、名前の付いた川は全国各地に沢山あるけれど
(中には黒瀬川なんてのもあった・・・)
なんだかちょっとロマンチックだなぁ・・・なんて思っちゃって。
よくよく考えてみると、おんぷちゃんて・・・浮いた話が無いなぁ
トオル君の時もゼンゼン相手にしてなかったし。
「おんぷちゃんは、好きな人居ないの?」って前に一度、聞いてみたことがあった。
そしたら「いるわよ。お仕事。」と即答されてしまったっけ・・・アハハ
テレビ、映画、舞台と・・・
お仕事をしてる時のおんぷちゃんは前にも増して、ホントに輝いて見える。
・・・仕事が恋人ってのは誤魔化しじゃなく、案外本当の事なのかも・・・
川のはるか上流に霞んで見える筑波山を眺めながら
そんなことをぼんやりと思った。
「恋瀬川と恋瀬橋・・・おんぷちゃん、気に入ってくれるとイイナ。」
- 106 名前:どれみ、一人旅 ○茨城編@ 投稿日:2006/03/03(金) 17:33:43
石岡駅へ戻り、やけにローカル風味な路線、鹿島鉄道に乗り終点鉾田まで。
そこから、鹿島臨海鉄道線に乗り換えて鹿島神宮駅へ
そこからまたJRに乗り換え、乗り換え・・・
同じ茨城県内なのに、なんでこんなに移動距離があるんだろうか?
3時間以上掛けて、ようやく目的の銚子駅へと辿り着く。
駅前からバスに乗り、暫く走った海岸沿いのバス停で降りる。
だだっ広い海岸線に、いくつもの風力発電の大きな風車がまわり
道路を隔てた所に、これまた沢山のビニールハウスが並んでいる。
「んと・・・ここで合ってると思うんだけど」
ここで今日のメインである「ブツ」が栽培されている筈。
試しに、そっとビニールハウスの中を覗きこんでみると・・・
「うむ、この匂い・・・間違いないよ。」
収穫をしているのだろうか、ハウスの中でおばちゃんが黙々と作業をしていた。
「あのぉー、すみませーん!」
・・・・・・
「どれみちゃん、どうしたのその荷物?」
「うん、頼まれてないんだけどさ・・・久々にちょっと出掛けてきたんだぁ」
「あ・・・そう・・・なんだ」
おんぷちゃんは驚いたような顔して・・・ちょっと微笑んだ。
「それにしても、すごい量のお土産ね・・・・・・??????
ちょ・・・ちょっとまってどれみちゃん!?
この・・・青臭い匂い・・・まさかっ!!」
「じゃじゃーん!日本農業賞の金賞を受賞した
茨城県波崎町の採れたてぴーまんちゃんでーす!!」
紙袋の中から緑の塊がごろごろごろごろ・・・
「ホラ、おんぷちゃんこないだ
中学生のうちに苦手分野を克服したいって言ってたじゃん?」
「ちがう、どれみちゃんそれ違う。わたしが言いたかったのは・・・」
「やだなぁー、いくら間抜けなあたしだってそれぐらい解かるよー
でも、お仕事や勉強だけじゃなく、いろんな苦手を克服して
おんぷちゃんには、もっともっとステキな女優さんになってもらいたいの。」
「どれみちゃん・・・」
おんぷちゃんは驚いたような顔して・・・ちょっと嫌そうな顔した。
- 107 名前:どれみ、一人旅 ○茨城編@ 投稿日:2006/03/03(金) 17:35:06
「ピーマンはさ、美容と健康にもすっごく良いんだって
ハウス農家のおばちゃんも言ってたしー
これ、採れたてだから生のまんまでも食べられるくらい美味しいよー
おんぷちゃんの為に茨城の果てから持ってきたんだぁ・・・ほれ、おたべ。」
「う・・・うん・・・そうね・・・」
そう言い、おずおずと緑塊に手を伸ばす。
「・・・ぷっ」
「むっ!・・・どれみちゃん、わたしの事からかってるでしょー!!」
「えへへっ ちょっと女優さんの困った顔が見たくなっちゃってね。」
「コラっ!!」
「「フッ・・・あははははは」」
おんぷちゃんは何も言わなかったけれど
きっとあたしの受験、応援しててくれたんだよね。
でも、受験の無いおんぷちゃんへの羨ましさに
ちょっとだけいたずらしてみたくなったのさ。
「うそうそ、本当はスコーン作ってきたんだ。
毎度お馴染みカタチはアレだけど・・・あたしは味で勝負の人だから。」
ランチBOXの中からスコーンを取り出し、おんぷちゃんに勧める。
「うわぁー、おいしそっ!
パティシエ試験の試行錯誤した時の事を思い出すわねー
(でも今日のお出掛けとスコーンと何の関係があるんだろ?)
じゃ早速、いただきまーす。」
おんぷちゃんは、スコーンを頬張り
ウインクしながらVサイン。えへ・・・良かった、喜んでくれた。
「うん、なかなか・・・
でもこの甘さの中に感じるほんのり苦味って、なんなのかし・・・!!??」
「解かったぁ? もち、この採れたてぴーまんちゃんでぇーっす!」
「ど・・・どれみちゃん・・・
しばらく逢わないウチに随分とイジワルになったのね・・・」
「イヤだなー、意地悪じゃないよー
おんぷちゃんのラジオ聞いてて思いついた、
あま〜いスコーンと、ビシッと苦いピーマンの劇的コラボレーション
どれみ特製「キャンディーウイップスコーン」さっ!!」
「あー、飴と鞭ね・・・あ あはははは・・・_| ̄|○」
http://www.doremich.or.tv/test/read.cgi/doremi/1078226453/365-
- 108 名前:7の人 投稿日:2006/03/03(金) 17:37:08
という訳で、おんぷさん誕生日オメー!!
ピーマンスコーンでオメー!!
どう考えても嫌われます。本当に(ry
>>63 某虎さま
毎年誕生祝い、ツワモノですなぁ・・・いいなぁ
あたしは以前、知識なしで妹尾駅へ行った時、たまたま見つけました。瀬川踏切
その後、マルナカで食玩・おジャ魔女フレンズのあいちゃんを確(ry
>>64 tonyさま
愛子駅もブームが去って、今は落ち着いてますね。
今度は、北海道帯広近くの旧広尾線・愛国駅も通過したってやー
おんぷ誕絵もまってますよ、師匠!
>>103 GPさま
おつかれですー。
ふむ・・・編成表はあったけど、座席番号までは書いてないみたいでやんす。
ttp://www.odakyu.jp/romancecar/stop_station/index.html
JTBに置いてあった小田急パンフもやっぱり同じだったなぁ・・・
ロマンスカーに乗らないとあかんのでしょか?
・・・それでは引き続き「ロベ」をヒントに待機sage!!
♪参考資料
常陸牛どん ttp://www.asahi-net.or.jp/~VN4T-NNMY/ekiben/tsuchiura-hitachigyudon.html
恋瀬川 ttp://www.pref.ibaraki.jp/bukyoku/doboku/01class/class06/river07.html
波崎ピーマンとピーマンスコーン ttp://www.pman-hasaki.jp/ja/about/index.htm
- 109 名前:tony 投稿日:2006/03/08(水) 03:29:11
- >>GPさん
ちょうど途切れてる所ですね。
しかし新宿〜町田で特急…ウラヤマシイ。
>>7の人さん
ほーほー今回は…いば!?つ土…石…?
どう見てもニアミスです。本当にありがとうございました。
>お小遣いだけなので
そうそう。30分くらいしか変わら(ry
>おんぷ誕絵
3/3は飲み会だったので祝えませんでした…翌日に祝いましたけどねw
- 110 名前:GP ◆QpyltuNARU 投稿日:2006/03/09(木) 23:22:44
- こんばんは
>>108さん
取りあえず、パンフを手に入れたのでそれを参考にしながら書くしかないですね……。
座席番号まで分かるようにするには時刻改正と同時に出る時刻表を買うしかなさそうです。
まあ、サルーン席が何両目にあるか、さえ分かれば話にはなると思います。結構どれみ見てる人って鉄道に詳しい人多いから下手な事書けないですw。
所で、「ロベ」だけで行き先分かりましたか?
>>109tonyさん
ありがとうございます。私自身50000系は乗ったこと無いので想像で書くことになりますが、どうぞよろしく……。
それではみなさんにはちょっと(ry
ではでは
- 111 名前:おジャ魔女◎○へ行く 01部 ◆QpyltuNARU 投稿日:2006/03/27(月) 14:33:48
- どれみ、はづき、おんぷ、ハナの4人でロマンスカー50000系のサルーンに。
「うわ〜、綺麗だな〜」
流石新しい車両なので、他のロマンスカーみたいにヤレている感じは全く無かった(もっとも他のロマンスカーに彼女達は乗った事無いが)。
木目と白がうまく調和し、今までの特急電車とは違うオレンジの椅子。そして大きめのテーブル。そして半透明の壁が廊下との間を仕切っている。こんな電車にたった30分しか乗る時間が無いと言うのは勿体無く感じた。
4人は早速個室に入りそれぞれの席に座った。
「やっぱりお弁当か何か買ってくればよかったかなぁ〜」
どれみが呟いた。特急電車の中で広げて食べるお弁当。これがお弁当の味を2倍にも3倍にもする(らしい)。しかも、サルーン席でみんなと向き合ってなら尚更だ。しかし、
「買ってたら乗り遅れてたわよ、どれみちゃん」
とはづきの冷静な突込みが入った。
「そ、そうだったよ、ね……」
どれみは頭を掻いて苦笑いした。
そうしているうちに発車時間になり、ロマンスカーはクラクションではなく、柔らかいメロディを奏でながら発進した。
- 112 名前:おジャ魔女◎○へ行く 01部 ◆QpyltuNARU 投稿日:2006/03/27(月) 14:57:35
- 「小机〜小机〜」
車内アナウンスが入った。先程どれみ達とP電やってから暫くあいことももこは話をしていたが、その時P電が入ってきた。
「私 達 、 今 特 急 に 乗 っ て い ま す 」
「な、なんだってー!!」
位置情報を確認すると町田を出た後北東方向に向かっている、そこを走る路線は小田急線だった。
「確かに小田急には特急があったわな〜」
とあいこは呟きながらメールを送ってみた。なんでわざわざ特急に?と聞いてみることにしたのだった。すると帰って来た返事は、ちゃいどるのおんぷちゃんが公衆の面前に晒されるのはまずい、幾ら変装してるとはいっても声でいずれは気付かれてしまう、という内容だった。しかし、添付された写真を見てみると、
「……それって唯の建前や無いか?」
と突っ込みたくなってしまった。というのは写真の中の4人の笑顔はおんぷがいることがばれてはまずいといった緊迫感を伴うものではなく、ロマンスカーのサルーン席に乗ったという優越感に浸っている笑顔だったからだ。
「じゃあワタシ達も対抗して、東海道線のGreen CarにLet's Go ne」
「へ?東海道線にグリーン車なんてあるん?」
ももこの台詞に対してあいこが聞いた。ももこは、
「え?Ai-Chan, You don't know???」
と聞き返した。そう、関西地区の東海道線には、いや、関東地区以外の東海道線にはグリーン車は無いのだった。
「日産スタジアムだ〜、2人とも見てみて」
ぽっぷが窓の外を指差してあいことももこを呼んだ。2人はぽっぷと一緒に見た。横浜線からはかなり離れているので思ったよりも小さく見えたが、距離を考慮すればやはりW杯の決勝戦を行っただけのスタジアムはやはり大きかった。
- 113 名前:某虎 ◆vQEZqqTORA 投稿日:2006/03/28(火) 13:26:04
- >>112
そうなんよなぁ〜。
こっち(関東)の快速(東海道線の普通)にも転換クロスがあるんかな〜
…と思ったら、グリーン車のマークがあってビックリした。
(それにグリーン車のは回転クロスやし)
神戸線・京都線の新快速の転換クロスに乗り慣れてると、
東海道線・横須賀線である程度の距離移動するときのロングシートはちとしんどいわ〜(苦笑
- 114 名前:「旅さや」2号 投稿日:2006/04/10(月) 02:25:02
- 「みてみてー、ケータイかってもらったの!」
そう言いながら、ポーチから取り出して見せてくれたのは、近頃話題の子供向け携帯。
GPSで親が居場所を把握できる機能とかが付いてるやつだ。それならこちらも…
「ジャーン! 僕も昨日携帯替えたんだぞー。おサイフケータイ!
コンビニで買い物できるし、電車にも乗れちゃうよん」
「あ、それってペンギンさんがでんしゃにのるアレ? いいなぁ〜」
美空駅で、早速その「モバイルスイカ」を使って改札を通る。実は他人が使ってるのを
見たこともなかったのだが、使ってみると普通のスイカと何ら変わりはなかった。
「すごーい! さやかもやるー」
「さやかちゃんのはスイカ入ってないから、ムリだよ」
「えぇー」と口をとがらせるさやかちゃん。
「じゃあ、コンビニでお金払うときに、これでやらせてあげる」
構内のコンビニでジュースを2本買う。レジで彼女に僕の携帯を持たせ、タッチさせる。
「できたぁ〜」
「…満足した?」
「うんっ」
満足してもらえたところで、電車がホームに入ってきたのを聞き、僕らは急ぎ足で階段を下りた。
鉄道での羽田空港へのアクセスは、大きく分けて2通りある。
1つは、京急こと京浜急行。京急蒲田駅からほぼ直角に曲がり、羽田空港駅へ延びる京急空港線だ。
品川・都営浅草線方面、または横浜・川崎方面からの直通運転がある。
そしてもう1つは、浜松町から出ている東京モノレール。
「さやかちゃんは、羽田空港って行ったことある?」
浜松町駅の連絡通路を歩きながら、彼女に聞いてみる。
「うん、福岡のおじちゃんがきたときに、むかえにいったことがあるの」
「その時モノレールに乗った?」
「ううん、あかいでんしゃ」
横浜方面からならば「赤い電車」――京急を使うのが最良だ。最短距離かつ最安運賃で行けるのだから。
一方僕は数年前まで埼玉に住んでいたが、羽田へ行くにはいつも浜松町からモノレールに乗っていた
(一度だけ親戚の車に乗って行ったことはあるが)。
「じゃあモノレールって乗ったことないんだ。初めてか」
「ううん。ようちえんのとき、上野動物園にいったんだけど、そこでモノレールにのったよ」
「ああ、あのぶらさがるやつか。僕も遠足のとき乗ったなぁ」
「きみたかくんがね、『おさるでんしゃだ』っていってた」
おさる電車、なるほど言われてみればその通りだと思った。
レールにぶら下がるタイプの「懸垂式」モノレールの中でも、上野動物園のそれは両側から
アームがレールを掴むような形をしていて、猿が木の枝にぶらさがるさまにちょっと似ている。
動物園にあるというのも納得(?)である。
さて、レールの上にまたがって走る「跨座式」の東京モノレールの列車は、レインボーブリッジと
臨海副都心を左に見ながら、新幹線の引込み線とアンダークロスする。その先、羽田空港まで、
工場や倉庫が立ち並ぶ湾岸エリアを進んでいく。ちょっと味気のない景色と僕には感じられたが、
さやかちゃんは飽きる様子もなく、徐々に間近に見えてくる離着陸の旅客機を目で追っていた。
- 115 名前:1@お腹いたぁい。 投稿日:2006/04/10(月) 02:42:16
- |д゚)< 途中だけど投下
- 116 名前:どれみ、一人旅 ○破格編@ 投稿日:2006/04/13(木) 08:24:40
「どれみちゃん、今日は春休みスペシャルよ!」
とかなんとか電話が掛かって来たのが、朝の6時・・・
何ていうか、おんぷちゃんはいつでも元気だ。見習いたいっス。
いよいよ今週から高校生活が始まる。
今までのだれた生活を正す如く、気合いを入れ、
ちょこっとばかしイメチェンしてみました。
今までは朝のお手入れなんて、殆どしなかったんだけど
うーん・・・思った以上に時間が掛かる・・・うーん・・・
・・・案の定、おんぷちゃんとの待ち合わせに大遅刻。
「いやぁ〜遅れちゃった。おんぷちゃん、ごめ〜ん!」
「もう、どれみちゃん遅・・・・・・!!!」
「エヘ・・・ちょっとイメチェンしてみたんだけど、どうかな?」
http://www.doremich.or.tv/paint/bbsnote.cgi?fc=continue&No=1033
「似合わないわ。」
「え〜っ!! かよちゃんもはづきちゃんも素敵だって褒めてくれた・・・」
「だめよ、ぜんぜんよ。論外よ。」
「むうぅ・・・そぉうかなぁーぁ?」
幼稚園に上がる前からしていた、お団子を梳いてみた。
あたしはクセっ毛が多く、下ろしてるとすぐボサボサ頭になっちゃうから
お手入れがちょっと面倒だったりする。
でも意外にウケが良かったので、もう結ぶの止めちゃおうかと思っていたんだけど・・・
考え直した方がいいみたいです。・・・くすん
「うん、女優のわたしが言ってるのよ?間違いなく 似 合 っ て な い 。」
・・・ごめんね、どれみちゃん・・・すっごく似合ってるわ・・・
でも、そんなに可愛くなってしまったら、高校へ行って
「悪い虫」が着いてしまうんじゃないかってわたし、とても心配なのよ・・・
「・・・別にわたしが独り占めしようとしてるとか、
たぶん、そんなんじゃないからお間違えなきように。」
「おんぷちゃん、誰と喋ってるの?」
「ううん、別に。ただの独り言よっ♪」
・・・たぶん・・・ね。
- 117 名前:どれみ、一人旅 ○破格編@ 投稿日:2006/04/13(木) 08:27:12
「で、今日はドコ行けばいいの?」
「えっとね、まず都内。その後山形。で、最後に静岡。」
「えーっ、そんなに行くのーっ!!」
「だから言ったじゃない、春休みスペシャルだって。」
おんぷちゃん、わけわかんないって。
まずは、第一ポイント「都内」の駅へ
山手線を秋葉原まで乗り、都営地下鉄線に乗り換える。
歩いてスグの駅なのに、秋葉原駅ではなく岩本町駅という名前。
「確か、また戻ってくるんだよねー・・・間違えちゃいそ。」
ゴー・・・と続く、まっ暗な景色。
地下鉄は景色が見えないから、ちょっと退屈だなぁ・・・
本八幡方面行きの電車で3駅目の、森下駅にて下車。
「こ・・・ここで良いんだよね?」
昔の清掃車に付いていた(都の?)マークと、クッキーみたいなマークの下に
都営新宿線、東京メトロ大江戸線・森下駅と書いてある。
ここで写真を・・・パチリ。
折角なので、辺りを散策・・・と言っても都会だし、ビルばっか。
そのビルとビルの狭間に、相撲の三保ヶ関部屋がある。
江戸時代から昭和初期にかけて存在した、
伝統のある大阪相撲から続く相撲部屋。
この大阪相撲と、東京の相撲集団である東京相撲が合併して
今日の財団法人・日本相撲協会になったそうだ。(ガイドブック参照)
時折中から、パン、パン、と稽古中なのであろう力士達の「音」が聞こえてくる。
やっぱスポーツに励む男の人って、カッコイイよねー!
「扉閉まってて・・・姿見えないけど。」
駅売店で買った、東京っぽい土産・人形焼を頬張りながら
地下鉄、山手線と乗り継ぎ、東京駅へ戻ってくる。
小走りに新幹線ホームへ向かい、上越新幹線に乗車。
「うおー・・・二階建てだよ、この新幹線。いい眺めが期待できそ。」
Maxとき号・新潟行きは大宮、高崎と進み
やがて川や田畑、遠くに雪を被った山並と・・・とっても良い景・・
「ゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー」
- 118 名前:どれみ、一人旅 ○破格編@ 投稿日:2006/04/13(木) 08:29:18
「・・・なんだろ?ヤケに長いトンネルだなぁ・・・」
高崎−長岡間、上越新幹線の半分を占めるその区間が8割方トンネルだという事を、
凍りミカンを買おうと思ったら「もうワゴン販売では売って無いですよ。」
と言われてガックシきてるあたしに、
車内販売のお姉さんが親切に教えてくれましたとさ。
長い長いトンネル区間を抜けると、見渡す限りの田んぼ地帯へ突入。
さすが新潟米どころ、スケールが違います。
程なくして、列車は終点の新潟駅到着。
「えーっと、ここから特急電車いなほ号に乗り換えか・・・
いなほって、稲穂だよね。ハハッ・・・電車の名前も新潟らしいや。」
走り出した電車は、市街地を抜けると
新幹線の時と同じく、ひたすら田んぼ地帯を驀進する。
駅売店で買った、新潟っぽい土産・チョコ柿の種をバリバリ
「うわ、コレやばいよ・・・美味しくて止まんないよ・・・なにこれ?」
とかなんとか、言い訳っぽく呟きながら、
箱入り小分け10パック食べ尽くしちゃいましたとさ。
途中の坂町という駅で、山形県の米沢へ抜ける米坂線に乗り換え。なんだけど
「朝9時半の次が・・・13時半か。」
前にも「次の列車まで3時間」ってのがあったから、ちょっとやそっとじゃ驚かない。
・・・どれみ、成長しました。
時間潰しにフラリフラリと歩いていたら、ちょっと大きな川に出た。
「へー、ここ荒川って言うんだぁー・・・
まさか、東京の真ん中流れてるあの荒川と同じじゃないよね。」
魔法で魚に化けてこの川を登ってゆけば、タダで東京まで戻れるんじゃないか?
なんてあたしらしく思ってみたりする。
・・・どれみ、まだまだオコチャマです。
時間が近付き、駅に戻ると既に列車が来ていた。
お昼も過ぎて、そろそろお弁当にしたいトコだけれど・・・
「この駅は駅弁販売が無いんですよ。30年程前まではあったんですがねー」
「えーっ、そんなぁ!!」
と、「一人旅ですか、いいですねー」と気さくに話し掛けてくれた
出発前のちょっとカッコイイ運転手さんに文句言ってもしょーがない。
- 119 名前:どれみ、一人旅 ○苫小牧編@ 投稿日:2006/04/13(木) 08:31:12
「・・・じゃ、車内販売とか次の駅弁売ってるトコは?」
「車販も無いですねぇ、いなほと違って普通列車ですから。
駅弁売りの駅となると、終点の米沢ですかね・・・」
そんなあぁぁー!!!と叫びそうになるあたしを、
「あそこは米沢牛の牛串弁当が、なかなかイケるんですよー」
寸前で運転手さんの言葉が救ってくれました。
語尾がハートマーク付きに聞こえました。
待ちます、あたし。恋焦がれるうっしーのためにぃぃぃ・・・
坂町駅を出た列車は、暫く田んぼ地帯を走った後、山の中へ入ってゆく。
乗るお客さんが少ない所為か、やたら駅と駅の間が長い。
普通列車なのに、10分とか15分平気で止まらない。
それでもウォンウォン言いながら山道を登ってゆく
古ぼったい列車は、ちょっとかわいそうに思えた。
「次は羽前松岡、松岡です。」
と短く告げる車内放送でハッと我に返る。
「いけない、第二ポイントの「山形」じゃん!」
駅名板と、ちっこいプレハブ駅舎しか無い 山奥の駅。
開いたドアから、その駅名板へ向けてパチリ。
ひとりの乗降客も無く、数十秒後列車は羽前松岡駅を出発した。
「こんなんでいいのかなぁ・・・
つーか、コレだけの為に遥々東京から? トホホ・・・」
山間の景色は、いつしかまた田んぼの風景へと変わり
まもなく終点、山形新幹線への乗り換え駅・・・
米 沢 牛 でお馴染みの米沢駅へ着く。
「牛串弁当に、牛釜飯、牛角煮弁当、元祖牛肉弁に、すき焼き弁
それに・・・牛肉道場ってナニよ? ムフ、ムフフフフ・・・
キャアーッ!もうどれにして良いのかワカンナイっスよぉー!!」
頭ん中・・・うっしーが舞台でラインダンスしてて、
それをすんごい幸せそうな顔して見てるあたしが居て・・・
そしたら急に舞台の照明が落ちて、館内放送が掛かったの。
「♪まもなく列車がまいります。危険ですから白線の内側に・・・」
「ん、あれ??・・・ゲッ!東京行きの新幹線来ちゃったじゃん!!
あらららららら・・・ららら・・・ら〜・・・」
- 120 名前:どれみ、一人旅 ○破格編@ 投稿日:2006/04/13(木) 08:33:29
なんかもう・・・まっ白になってく頭ん中と
倒れてしまいそうになる体を振り絞って、
乗り換えホームへの跨線橋を駆け上がってゆく・・・
どうして迷ってしまったのだろう?
どうしてあの時、ちょっとカッコイイ運転手さんオススメの
牛串弁当に即決しなかったんだろう?
優柔不断な自分を、これ程恨んだことはなかった・・・
乗った新幹線の座席に着いて、本気モードで泣いてたら、
隣の席のおばあちゃんが凍りミカンをあたしにくれました。
「嫌なことの後にはね、きっと良いことがあるから・・・元気出しなさいな。」
「・・・ウン・・・おばあちゃんありがと。」
「彼氏の一人や二人くらい、また巡り会えるわよ。人生長いんだから。」
おばあちゃん、それ違う・・・いや、ある意味合ってるか。
・・・てーか、凍りミカン何処で買ったの?
新幹線が東京に着く頃には、もうすっかり夕方になってた。
でも、まだ旅は終わりじゃないんだよねー
「最後は静岡だから、東海道新幹線に乗換えだ。
新幹線の乗り継ぎなんて、なんだかちょっと贅沢気分。」
駅売店で、もう、昼とも夜ともつかない駅弁購入。
ポケモン弁当・ピカ中華だって。ネーミングが面白くコレに決定。
走り出した新幹線の車窓、僅かに残った夕空のオレンジ色が
富士山の稜線をクッキリと浮かび上がらせていた。綺麗・・・
ピカ中華弁当を食べる前、その富士山に手をあわせ
「ゴニョゴニョ・・・どうか、ハナちゃんの中の人が元気になりますよーに。」
(【age厳禁】スレとはなんの関係も無い)夜の三島駅到着。
東京からのサラリーマン客が沢山降りる・・・新幹線通勤なんスねー
片道料金だけで4400円だったから、定期券ひと月でどれくらいになるんだろ?
駅を出て、南口からバスで10分ほど行った街中で降りる。
暗い所為もあり、なんとなく解かり辛かったけど
木々の茂った一角に、看板が立っているのを見つけた。
「お、ここだね柿田川湧き水公園・・・」
富士山の雪解け水が地下に潜り、長い時を経て、
また地表に湧き上がってくるという、ここ柿田川湧水群。
日本一の名水と謳われ、ミネラルウォーターとして販売されたり、
地元三島市の水道水として市民にも親しまれている。
- 121 名前:どれみ、一人旅 ○破格編@ 投稿日:2006/04/13(木) 08:36:18
昼間だと、透明度の高い川の底から水の湧き出る様子を
見ることができるハズなんだけど・・・もう、まっくらけで何も見えない。
「まぁいいか・・・でもぉー?美味しいと知っちゃあ、黙って帰れませんよ。」
公園横にある物産館前に、手桶で湧き水をすくい
飲む事が出来る場所があったので、試しに飲んでみる。
「ゴクッゴクッ・・・ぷっはぁ〜 うまいっ!もう一杯!!」
さすがにここのお水を大量に頂戴するのはイケナイので、
物産館の中で売っている、湧き水ミネラルウォーターを・・・
「ええっと、おんぷちゃん用1つでしょ?それから、あたしの麦茶用に・・・
賞味期限9月だったら、夏までは持つよね・・・うん、4つ買っちゃお!」
こんなの1つだけでも相当重いだろうに、
いつもの如くなーんにも考えず、2リットルペットボトル5本お買い上げ。
「うげっ・・・重たいっス・・・ううっ・・・ウェーン!
おっと、肝心なこと忘れるトコだったよ。カメラ、カメラ」
三島駅前にて、最後のポイント「静岡」をパチリ!
・・・・・・・
「いやぁー、さすがに疲れちゃったよぉ〜 はいコレ!」 ドゴン!!
「柿田川湧水ミネラルウォーターって、なに?・・・三島からこんなモノ持ってきたのぉ!」
10リットル分の湧き水を見て、呆れ返るおんぷちゃん。
「だってさ、あれだよ?麦茶なんかにしちゃったら、あっという間じゃん!」
「・・・(あっという間はどれみちゃんだけだと思うけど)・・・とにかくご苦労様でした!
でもって、当然もう気付いてるわよね、今回の目的とか?」
「えー・・・わかんない。」
「もう始まって3ヶ月も経ってるのに・・・怒られるわよー」
「えっえっ?・・・だって・・・森下駅に、松岡駅に、三島駅って
どっかで聞いたような、聞かないよーな・・・・・・あーっ!!」
は・か・く「あ(わ)たしたち・・・忘れられてるー ・゚・(ノД`)・゚・・゚・(ノД`)・゚・・゚・(ノД`)・゚・」
http://www.doremich.or.tv/test/read.cgi/doremi/1139724012/
- 122 名前:7の人 投稿日:2006/04/13(木) 08:39:41
という訳で、mcdckさんの素敵髪下ろしどれみさん、あんど
1年2ヶ月半ぶりに復帰された「和食料理 魔法堂」さんネタでした。
お土産にどれみさんが、柿田川湧水のペットボトルを
”1本だけ”持っていくそーですので、お店で使ってあげてください。
>>109 tonyさま
おー、いば(ry、石(ry、土(ryでニアミスでしたかー
ひょっとして・・・筑波女体山にお住まいとか?
>>110 GPさま
あー・・・わかりませんw
あたしゃ大判時刻表片手に書いたりしてますが、粗だらけです。_| ̄|○
>>115 1@お腹いたぁい。さま
以前、青森から福岡空港へ行く時wモノレールの展望席(?)に座りました。
運河や倉庫や高速道を見ながら、ウネウネと続く線路はおもろかったっス。
♪参考資料
大阪相撲の歴史 ttp://www.mus-his.city.osaka.jp/news/2004/osaka_sumo.html
米沢駅弁 ttp://eki-ben.web.infoseek.co.jp/06yamagata_yonek.htm
ピカ中華 ttp://eki-ben.web.infoseek.co.jp/13tokyo_tyochara.htm
柿田川湧水群 ttp://www.kakitagawa.or.jp/kakita/kakita.htm
- 123 名前:1@お腹いたぁい。 投稿日:2006/04/17(月) 00:26:50
- |д゚)< 金属疲労って…やっぱり年に2回のアレはきつかったんだろうか
>>122
三島は僕の従弟が住んでるんですが、柿田川って三島だったんですねェ…今気づきましたw
今度遊びに行ったときに見てみよう
- 124 名前:三浦 郷 投稿日:2006/04/17(月) 23:33:11
- >116-122
久しぶりの新作、堪能させていただきました。
とはいうものの、このシリーズにレスするのは今回が初めてという申しわけなさ(つД`)
おんぷちゃんにひきずりまわされるどれみちゃんのドジっ娘ぷりにクスリと笑いを誘われつつ、
鉄道旅行のフンイキを楽しませていただいています。
今回、某所の新章スタートにあわせてのネタこみの旅行、なかなかに面白かったです。
それでも、おんぷちゃんに言われるまで気づかなかったのは、どれみちゃんらしいというか。
次の旅先がどこになるか、今から楽しみです。
- 125 名前:tony 投稿日:2006/04/21(金) 21:32:51
- >>7の人さん
>筑波山
いやー違います。でも筑波山は見えますよ。
まぁその辺は曖昧にしておきましょう(笑)
>ピカ中華
売っているのを見ましたよ。コレ中華でお弁当なの?
てくらい可愛いかったです。
- 126 名前:tony 投稿日:2006/04/21(金) 21:52:43
- >新潟
我らがどれみさんには「ドッペリ坂」に行ってほしかったですねぇ。
その昔、大学の寮と街の間に位置するその坂には
街へ遊びに行く学生達の姿が多く見られたそうです。
そんな遊び好きの学生達は勉強も大好きで、規定の年数より長く在学したそうです。
これにちなんでその坂を下った人は留年する、と言われたのが「ドッペリ坂」。
ちなみに自分はそれを探しに行って「おっ、あんな所に地図らしきものが…」
と 坂 を 下 っ て 見に行ったら見つかりましたよ。
坂の効果の程は…曖昧にしておきましょう(笑)
- 127 名前:☆彡ななしっち@ 投稿日:2006/04/22(土) 00:13:04
- いま探偵ナイトスクープで
一関周辺のオメガカーブに徒歩(駅伝ランナーなんですが)で挑戦してましたね。
さすが探偵ナイトスクープ、すごい番組だ(笑)
- 128 名前:☆彡ななしっち@ 投稿日:2006/04/24(月) 07:29:24
- 鉄道ネタではずーっと前、大阪環状線の森ノ宮−大阪城公園駅間で
「乗り遅れた小学生が電車に追いついた」ってネタをやってましたね。
再現したら結局、半分も行かないウチにドアが閉まり電車は発車・・・
電車の走行時間は1分42秒、距離は直線で800m
800m走の世界記録が1分41秒11だから、間に合わないコトも無いのかw
ナイトスクープ、あたしゃ好きな番組だったんですが
関東地区では朝日系でやらなくなっちゃったんですよねぇ・・・
- 129 名前:春野秋葉♂ ◆AKIHA/uL5I 投稿日:2006/04/25(火) 23:34:25
- いつもよい読み物をありがとうございます。
ピカ中華は知らんかった…というか、ピカチュウと中華のイメージが…
オムライスみたいのだったら想定の範囲内なんですが(w
>>123
元三島市民の私に言わせてください。
柿田川湧水群は「正確には」三島市ではなく、隣の清水町です。
まぁ清水町自体そんなに広い町ではないので、事実上同一の市街地内ですけどね。
- 130 名前:おジャ魔女◎○へ行く 01部 ◆QpyltuNARU 投稿日:2006/04/27(木) 16:48:34
- 横浜線は唯乗っているだけだと詰まらない電車だが、色々見てみるとそれなりに面白い電車でもあった。淵野辺を出てから、市街地を通ったりでなかったら住宅地を通ったり、まあどの電車でもそうなのだが、走る場所によって変わっていく風景は何か楽しささえ感じた。
「でさ、小竹クンがこの間、このスタジアムでゴール決めるzo!とか言っててさ」
「へー、そうなんや」
ももことあいこはぽっぷと一緒に日産スタジアムを見ながら話していた。
「小竹、やっぱり中学に行ってもサッカーなんやろな」
あいこが呟いた。ももこは、
「あいchanは何やるつもりなの?」
と聞いた。あいこは、
「陸上ええし、バスケットでもええな」
と答えた。
そんな話をしているうちに新横浜に着いた。
「東海道新幹線、横浜市営地下鉄お乗換えの方はこちらです」
放送が入った。
「東京から新横までってすぐやな」
あいこが呟いた。因みに時間は16分。東海道線は遅いですか?いやいや、東海道線もなかなか速いものです。普通で25分、特急で20分ですから。
- 131 名前:おジャ魔女◎○へ行く 01部 ◆QpyltuNARU 投稿日:2006/04/27(木) 16:52:04
- (注:東海道線は東京〜横浜間の所要時間、新幹線は東京〜新横浜間の所要時間)
- 132 名前:おジャ魔女◎○へ行く 01部 ◆QpyltuNARU 投稿日:2006/04/27(木) 17:34:19
- 「う〜ん、パス」
「パス」
「んじゃ、ジョーカーね♪」
おんぷがジョーカーを出して流した。
「はい、ジョーカー」
再びおんぷがジョーカーを出して流し、そのあと4と5を2枚づつ、4枚出して上がった。
「またおんぷちゃんが大富豪だよ〜」
「ハナちゃんさっきから全然いいカード来ない〜」
「クスッ」
おんぷが一番先に上がった事でどれみとハナはブーブー言っていたが、その横ではづきは笑った。まだ1枚も出していないのに、だ。
席順の関係ででおんぷの次に順番がまわってくるのでおんぷが上がるのを待っていたのだ。しかも幸い、どれみとハナは4455とおんぷが出したのをパスした。よってそれは流れはづきの番になった。
「じゃ、是で行くわ」
778899の6枚
「パス」
「ハナちゃんもパス〜」
流れる。そして
「じゃ、是もパスね」
といって出したのが、10-10-10-11-11-11
「あーもう!パス」
「ハナちゃんもパス〜」
「じゃ、これで上がりね」
はづきが最後に出したのは3が2枚だった。
「えー!最高カード11で上がり〜??」
「はづき信じらんない〜」
2人のびり争いは2を持っていたハナが何とか勝ってどれみが大貧民になった。
「あーもう、折角革命しようと思ってたのに〜ぷっぷのぷー」
どれみがそう叫んで放り投げたカードの中には5678の4枚があった。
- 133 名前:おジャ魔女◎○へ行く 01部 ◆QpyltuNARU 投稿日:2006/04/27(木) 17:43:08
- 「どれみchanたち、特急乗ったって位だからユーガに過ごしてるんだろうna」
ももこが呟いた。あいこは、
「どれみちゃんの事だから足組んでふんぞり返って、アテンダントでもよんどるんちゃうか?」
と返した。ぽっぷはプッと笑って、
「お姉ちゃんだったらありえる……」
と言った。ももこは、
「おんぷchanってそう言えばいつもMamaの車で移動だからtrainの経験少なそうだne」
と言うとあいこは、目の前で人差し指を左右に振り
「ノンノン、意外と詳しいんや。お父ちゃんが運転手やっとるかんけいでな。特に寝台は詳しいで」
と言った。ももこは驚き、
「シ、シンダイ??Pa、パチンコがIn?」
と叫んだ。何で鉄道の話してるのにパチンコなのか、問い詰めたい。小一時間問い詰めたい。
「何やその推理……」
あいこは頭を掻いて呆れていた。
- 134 名前:GP ◆QpyltuNARU 投稿日:2006/05/10(水) 21:22:44
- 小田急ロマンスカー50000型乗りました。
5度窓側に椅子が傾けられてるって事でしたが、予想以上に椅子が外側向いていますね。
5度って案外大きいんだなと思いました。
残念ながらサルーン席は見ることは出来ませんでしたが、50000型に実際に乗って50000系の空気と言うものを感じる事が出来てとてもよかったです。
- 135 名前:tony 投稿日:2006/05/18(木) 20:45:14
- 仕事で山形新幹線に乗ったので
「米沢名物黒下和牛すきやき弁当」
を食べました。
そしたら付属の温泉卵が少しこぼれてズボンに。
どれみさんの呪いマジ怖い(笑)
でも旨かったです。
>GPさん
潜入捜査お疲れ様です。
いまだに行先は分からず単なる旅話として読んでます(汗)
そのうちドッカーン!と大移動とかしないですか?
- 136 名前:GP ◆QpyltuNARU 投稿日:2006/06/07(水) 02:47:56
- こんばんは
ようやく、ですね。本当に。50000系に乗ったのは。登場して1周年記念みたいな感じでした。
tonyさん
今はちょっとずーっと同じ感じで移動中なのでそのネタを考えるのも大変であります。
なかなかネタが出ない区間なんでさあどうしようと言った感じですが……。
苦しいところがいくつか見受けられるので、書き上げたらキチンと推敲しないといけないな、なんて思っています。
それ以前に、ヘキサゴンでもSケンでも書き上げる事が出来なかったからまず書き上げる事。ですね(汗)
- 137 名前:おジャ魔女◎○へ行く 01部 ◆QpyltuNARU 投稿日:2006/06/07(水) 02:48:41
- ダダン、ダダンダダン。ダダン、ダダンダダン。
規則的なリズムに乗って横浜線はゆっくりと走っていた。この辺まで来ると、淵野辺〜町田間で高速で走っていた車両に乗り続けてるとは思えない程ゆっくりと走っていた。そう、まるで別の電車だった。
菊名に着くと沢山の人が降りて行き、あいことももこも座る事が出来た。
「でさ、ほんまに横浜までいくん?」
あいこが聞くと、ももこは
「勿論だYo。Green Carに乗るんだからne」
と当然のように答えた。そして2人は横浜駅の図をP電で調べられるかどうか操作した。すると、画面に横浜駅の見取り図が出てきた。
「うわ、出てきたよ」
あいこが驚いていた。
プシュー。
ドアが閉まった。
「次は大口に止まります」
放送が入った。
「ありゃりゃ、ぽっぷちゃん、いつの間にか寝ちゃったよ」
横から寝息がするのに気付いたあいこが呟いた。
- 138 名前:◆QpyltuNARU 投稿日:2006/07/13(木) 22:26:34
- 保守します。
今が丁度季節なのにちょっと書く気が起きない……orz
- 139 名前:◆QpyltuNARU 投稿日:2006/08/10(木) 22:00:07
- またまた保守します。
その場所にお盆に行きますので、それで創作意欲が湧くと思います。
- 140 名前:1@お腹いたぁい。 投稿日:2006/09/03(日) 03:03:04
- 大変お待たせ致しました!
運転再開!!
(>>114から続けて読んでクダサイ)
- 141 名前:「旅さや」2号 投稿日:2006/09/03(日) 03:04:07
- 「羽田空港第1ビル」で下車。改札を出ると、そこはもう第1旅客ターミナルビルの中だ。
エスカレーターで2階へと上がる。休日ともあって、出発ロビーには観光客が多く見受けられた。
子供の頃、北海道の親戚がたまに遊びに来ることがあって、その度に親戚らと羽田に
送り迎えに行ったものだ。当時の僕には、そこにあるすべてが憧れの対象だった。
航空会社のカウンターが並ぶ高い吹抜けのロビーは開放感にあふれ、行き交う人々の足音も心地よく響く。
出発便、到着便を告げる案内放送の声が、僕を見知らぬ土地へと誘うのだ。
ハイテク感、上質感。搭乗手続きを「チェックイン」と呼ぶのはホテルと同じだ。
エアターミナルにはそんな、鉄道の駅にはない一種独特の雰囲気が漂っている。
飛行機を間近で見ようと、展望デッキに出てみた。風は少し強いが、よく晴れていい天気だった。
第1ターミナルの正面に見えるのはA滑走路。右奥には短いB滑走路が見える。
C滑走路があるのは反対側の第2ターミナルの側だ。離着陸のパターンは、風向きによって決まる。
今は南風だから離着陸とも南向きに…と考えながら滑走路上に目をやると、まさに滑走路の北端から
1機が離陸を開始したところだった。
「あーあそこあそこ! 今飛ぶとこだよ、ほらあれ」
「え? どれどれ?」
しきりに指差して教えようとしたのだが、彼女はなかなか見つけられない。そうこうしているうちに
機体は滑走路から飛び上がってしまっていた。
「あーあ、いまのみたかったなあ…」
「大丈夫、飛行機はいっぱいあるんだから。またすぐに飛ぶよ」
ちょうど、目の前の誘導路を、ゆっくりと進んでいく1機があった。第2ターミナル側から来た機体、
ということは出発便のはずだ。「さやかちゃん、今度はあれが飛ぶから、目ぇ離すなよ」
2階建て客室が特徴のボーイング747−400。いわゆるジャンボジェット、旅客機の定番だ。
この巨体なら、見逃すこともあるまいとは思うが、念のため「見てる?」と時折彼女に確認しつつ
離陸の時を待った。
「さあ、ここからだぞ…」
滑走路の端に構える、白地に青いラインをあしらったジャンボ。
ちょっとじれったいくらいの間の長さに彼女が「まぁだ?」と問いかけてきた直後、離陸は始まった。
「来た!来た!」
見る見るうちにスピードを上げていく機体。ジェットの轟音。そして…離陸の瞬間。
「すごぉい!」
「見えた?飛び上がるとこ」
「うん、こんどはみえたよ。ありがとうおにいちゃん」
興奮気味に話し、それからもう小さくなったジェットに向かって手を振るさやかちゃんを見て、
僕は再び、小さい頃羽田に来たときのことを思い出していた。
あの頃のターミナルビルは今よりも蒲田寄り――現在の「天空橋」のあたりにあって、
展望デッキはこのA滑走路を反対側から望む形だった。次々と飛び立つ飛行機を
飽きもせず見送っては、はしゃいでいた。
その後空港の拡張により、ターミナルビルは今の場所に移転。近年第2ビルが完成し、
モノレールと京急もそれに伴って延伸したのだった。
「さやかも、ひこうきにのってどこかにいきたいなぁ…」
ふと、彼女が言った。
そう、僕もあの頃、同じことを思っていたのだ。
空港という場所への憧れ、それは空への憧れへと通ずる。
その気持ちは今も――飛行機にはもう何度か乗ったけれど――変わらず僕の中にある。
「どこ行きたいの?」
「おきなわ! ほんでみたけど、うみがとってもきれいなんだもん」
「沖縄かぁ。うちの父さんが会社の旅行で行ったことがあるけど、すごくいい所だってさ!
一度行ったら忘れられないって」
「へぇ〜、いいなあ」
「知ってる? 実は沖縄にもモノレールがあるんだ、『ゆいレール』ってのが。あれは乗っとかないと」
「モノレールはべつにいいよぉ」
とさやかちゃんが肩を竦めて言うので、僕は笑った。
笑いながら、ふと近くで子供が言ったのを耳にし、金網の向こうに目をやった。
「あっ、ポケモンジェットだ!」
「えっ、どこどこ?! …あ、いたー!」
第2ターミナルから回ってきたらしいポケモンジェットが、ちょうど僕らの正面に差し掛かっていた。
- 142 名前:「旅さや」2号 投稿日:2006/09/03(日) 03:05:26
- 滑走路の見える「Royal Deli」で昼食をとると、僕らはターミナルビル内のショップを見て回った。
空港でのショッピングというのもなかなかオツなものだ。土産物には最適とあって、
やはりスイーツ系が充実。他にも、書籍、文具、服飾品、生活雑貨まで、だいたいの物が揃う。
ディズニーなどのキャラクターグッズを扱う店も…あれは確か第2ターミナルの方にあったなと思いながら
出発ロビーのある2階まで僕らは下りてきた。
と、あるショップの店頭に、見覚えのある――だがこの場にはどう考えても不釣合いな――
制服を見て僕は目を丸くした。
「メイド…?」
秋葉原ではおなじみの、メイド服を着た店員さんが立っている。その側のワゴンには、
「メイドクッキー」、「メイドプリン」。今流行の「萌え」の波はこんな所にまで来ていたのだ。
萌える東京土産、というわけか。
いずれにしても、メイドにさしたる興味はない。一瞥して、側を通り過ぎた。が、さやかちゃんは
しばらく後ろを振り返ったまま、物珍しそうにそのメイドさんを見ている。
「ん、さやかちゃんってメイドさん見るの初めて?」
「うん…」一度こちらに向き直ってうなずいた彼女はまた振り返る。「かわいいなぁ、メイドさんって」
「へ?」
東京の空の玄関口、羽田空港。
そこは、交通のインフラとしてだけの場所ではなく、商業施設であり、観光スポットである。
出張や旅行でどこかへ行くでもなく、誰かの送り迎えでなくとも、ここへ来る価値は十分ある。
厳選されたスイーツの数々に目移りするもよし、飛行機の離着陸を眺めながらグルメを味わうもよし。
「結局、買っちゃったよ…ははは」
帰りの電車の中、僕は紙袋をのぞき込んで箱のひとつに目を落とした。
「メイドクッキー」。さやかちゃんのリクエストがなければ買う予定はなかったのだが…。
どうも、あのふりふりのメイド服がいたく気に入ってしまったらしい。
彼女を秋葉原へ連れていったら喜ぶだろうか? そんな考えが一瞬浮かんだが、
流石にそれはちょっと憚られた。それ以前に親御さんの許可が下りるかどうか怪しいものだ。
まあ、要らぬ心配か、と苦笑しながら、京急2100系のシーメンス社製インバータが奏でる音階を
さやかちゃんと二人で口ずさんだ。
赤い電車は羽田から
僕らを乗せてひとっ飛び
君住む街へ ひとっ飛び
- 143 名前:「旅さや」2号 投稿日:2006/09/03(日) 03:11:47
- 旅好きな僕と、
となりのさやかちゃん
第2話
【羽田空港ターミナル、果てなき空への夢】
- 144 名前:☆彡ななしっち@ 投稿日:2006/09/04(月) 09:05:21
- くるりですか・・・二人旅いいねぇ
- 145 名前:GP ◆QpyltuNARU 投稿日:2006/09/05(火) 23:17:48
- >>1さんこんばんは、投稿お疲れ様でした。
羽田空港ですか……。詳しくは読んでないのでこれから読みますが、
私も羽田空港好きなんですよ。飛行機も好きで、昔から乗ってて今年は特に飛行機(に乗る)ラッシュの
年でした。7回も乗ってしまいましたよ。
でも、昔から乗っててもいつも離陸や着陸時はガクブルです。
また、何か食べに行きたいなぁ〜。
- 146 名前:tony 投稿日:2006/09/08(金) 02:26:03
- >>1@お腹いたぁい。さん
乙です!亀レスでスミマセン。
田舎住まいでしたから、空港は憧れでしたね。
後に何度か機会に恵まれて行くこともありましたが、
当時の自分にとっては人里から隔離された駅という印象でした。
今は駅ビル?もあって楽しそうですね。
今度行ってみようかなァ。
>>GPさん
7回!?すごい!
まだ3ヶ月ありますからもしかしたら10回行くんじゃないですか?
- 147 名前:☆彡ななしっち@ 投稿日:2006/09/09(土) 01:40:34
- >>144
一人旅もいいじゃないか!
- 148 名前:1@お腹いたぁい。 投稿日:2006/09/09(土) 11:31:31
- 先日、野球の二軍の試合を観に行こうと家を出たんだけど
いろいろあって、駅に着くまでに気が変わったw
そして、みどりの窓口で時刻表をめくりながら
わずか5分で即決した乗り鉄の旅。
いや、SLってこんな身近にあったんだなと…
というわけで、ぽぷたん誕生日記念絵には真岡鐡道のC12 66号機とのツーショットを。
ぽぷたん、おめ!
- 149 名前:おジャ魔女◎○へ行く 01部 ◆QpyltuNARU 投稿日:2006/11/06(月) 19:06:44
- 50000系は街中を通り過ぎていく。レールと車輪が摩擦する音とモーターの音とそしてわずかに風を切る音と共に。
しかし、そんな音はどれみ達の耳には入らなかった。僅かに入ってくる線路と車輪からなる音は床を伝わってくる間に上品な音に変わり、それが普通電車ではなく特急であることを感じさせてくれる。
また、アテンダントがやってきて注文を聞いてまわっている所も旅しているのだなと実感させてくれる。
しかし、それを感じているのはおんぷだけだった。
どれみはトランプに夢中になりながらも負け続け、頭を抱えていてそれどころではない。
はづきはお嬢様育ちなので基本的に電車に乗る事自体が少なく、その差を考える、といった経験があまりないのでわからない。
ハナに至っては考えるまでもない。
おんぷは大貧民の勝負をしながらもチラチラと窓の外を眺めて、
「今は大体80km/hか……。寝台特急と同じ位のスピードかな……」
と思ったりしていた。何かこのゆったり感が父の運転する寝台特急とかぶってきて、それを意識せずにはいられなかった。
小田急の場合はダイヤの過密さが50000系をゆっくりにさせてしまっているのだが、おんぷはそこまで知っている訳ではない。セミコンパートメントの優雅さと、寝台のゆったりさが只、そう感じさせているだけだった。
「おんぷチャンどうしたの?楽しくない?」
どれみが聞いた。おんぷは、
「ううん、楽しいわよ。ただ、この特急に乗ってると色々思い出すから」
と笑って答えた。何を思い出すか、というのはもちろん……、おんぷスマイルで容赦してもらったが……。
- 150 名前:☆彡ななしっち@ 投稿日:2006/11/28(火) 23:59:23
- で、この後の続きはどうなるんだ?
- 151 名前:GP ◆T9n0hGBoZg 投稿日:2006/11/29(水) 21:03:57
- >>150
もう暫くお待ちください。
>>149
は繋ぎで書いたので。暫く離れていたらストーリー忘れてしまったのでw
読み返してる最中です。
- 152 名前:GP ◆QpyltuNARU 投稿日:2007/02/27(火) 22:41:56
- 保守しておきます。
- 153 名前:☆彡ななしっち@ 投稿日:2007/04/26(木) 04:07:52
- 北海道の美利河(ぴりか)というところに、日本一
大きなダムがあるので、よかったら行ってみてください。
- 154 名前:☆彡ななしっち@ 投稿日:2007/05/08(火) 08:21:03
- 滋賀県大津市に美空町があるよ。
団地だけしかないけどw
- 155 名前:ちい 投稿日:2007/05/08(火) 22:56:08
- アニメ!おジャ魔女どれみ 動画 4連発 ゲット!
http://www.tvbreak.jp/17907/33950
http://www.tvbreak.jp/17907/34072
http://www.tvbreak.jp/17907/33933
http://www.tvbreak.jp/17907/33842
- 156 名前:やんこゆあおこま 投稿日:2007/11/26(月) 19:10:16
- カフェクーパー行けなかったーーーー゛゛゛
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